蚕室(チャムシル)エリアに行くならまずアサリのカルグクスで腹ごしらえを!

2025.5.21

目次

韓国のカルグクスはまさに手作り。その美味しさを知らないのはもったいない

韓国人の友人と話していて
「日本ではカルグクスはあまり食べないのか?」と
聞かれることがあります。
言われてみると
「韓国に行くけれどカルグクスは食べたことがない」
「カルグクスってどのような味?」
「あまり気にしていなかったけれど、よく聞く言葉」
などなど聞かされることが多い気がしています。

カルグクスは意訳するなら刀削麺。
日本では麻辣系が主流のイメージです。
日本でブレイクしている麻辣刀削麺は
包丁で麺用にこねた小麦粉の塊を削っていきます。
太さも厚さもまちまち。まさに手作り感満載です。
一方、韓国のカルグクスは塊を薄くのばしていき、
折りたたんでカットしていきます。
日本に例えるなら手打ちうどんに近いイメージ。
小麦粉の配分も使用する粉の性質も、
どの料理店も全く違う。そして麺、なのでスープも。
アサリ、もしくはチキンが主流。
今回ご紹介する料理店はアサリのスープしかありません!
この振り切り方も韓国らしさ、と思います。
場所は蚕室。駅近なので迷子にならないと思います。

蚕室(チャムシル)にある황도바지락칼국수(ファンドバジラックカルグクス)の外観
大通りに面しています

カルグクスのスープはアサリ!濃厚な旨みと穏やかな塩気はもう一度行きたくなる

メニューは
カルグクス、餃子、ミニポッサム。
店内に入るとアサリの効能やアサリがいかにカラダによいか、と
書かれているポスターのようなものが貼られているので
悩むことなく「カルグクス」をオーダーします。
パンチャン(キムチ系)は2回目以降セルフ(麦ごはんも)なので
こちらで選んでみてください。

蚕室(チャムシル)にある황도바지락칼국수(ファンドバジラックカルグクス)のセルフサービスのパンチャン(キムチ系)と麦ごはん
フリースタイルです

隣のテーブルや運ばれていくカルグクスをみていて
不安になりました…器が大きい…

蚕室(チャムシル)にある황도바지락칼국수(ファンドバジラックカルグクス)のカルグクス
一人前です

直径25㎝はあります。でもこれを一人で召し上がっている方が
大半なので、しっかりいただかなければ!

麺もしっかり、そして重い

厨房を見ているとおじさまがずっと麺を茹でています。
途切れることなく注文が入るのでひたすら茹でる。
手前では茹で上がった麺を器に盛り、アサリ入りスープを注ぐ。
これもひたすら。ものすごい量のアサリが器に入っていきます。

蚕室(チャムシル)にある황도바지락칼국수(ファンドバジラックカルグクス)のカルグクス
アサリ、かなりの量が沈んでいます

面が打ち立て&茹でたてなので本当に美味しい。
スープとよく絡む。スープの塩気も控えめでバランスが良い。
これは通いたくなる。アサリって美味しい出汁になることを
あらためて実感します。
しかし食べても食べても減らない…(笑)。

蚕室(チャムシル)にある황도바지락칼국수(ファンドバジラックカルグクス)のカルグクス
取り分けて食べる、が基本

取り分けて食べる理由の一つにアツアツだから、というのがあります。
すべてが熱いので少々冷ましたところであまり変わりはないのですが、
回りのテーブル、皆さんそうされているのでそれに従います。
取り分けた方が味変もできるので一層楽しめます。
ちなみに胡椒は辛さと香りが完璧。良い仕事をしてくれます。

この麺、再訪決定なみの美味しさ。
お腹いっぱいでも翌日にはもう食べたくなっています。

蚕室(チャムシル)にある황도바지락칼국수(ファンドバジラックカルグクス)のカルグクス
麺は長いです

明洞や江南と違って、蚕室は住んでいる方も多い街。
長く続いている美味しい食堂や料理店がいろいろあると言われています。
すぐそばには石村湖もあるので散歩がてら遠征されてみては
いかがでしょうか。オリンピック公園駅は電車で2駅先になります☆

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お店情報

蚕室(チャムシル)にある황도바지락칼국수(ファンドバジラックカルグクス)の外観
店名 황도바지락칼국수(ファンドバジラックカルグクス)
住所 서울특별시서울 송파구 백제고분로 358
ソウル特別市松坡区百済古墳358
地下鉄8号・9号線石村駅・6番出口・徒歩3分
TEL 02-417-5058
営業時間 10:00-22:00 不定休
メニュー アサリカルグクス12,000W、餃子7,000W、ミニポッサム17,000W

*許可を得て撮影掲載しています
*店舗情報に関してSMTOWN OFFICIAL JAPANにお問い合わせいただいても対応できかねます。直接店舗へお問い合わせください。

藤﨑 聡子 ワインジャーナリスト・撮影構成ディレクター 世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。わかりやすい言葉を綴ることで長年のファンが多い。 profile