弘大(ホンデ)で味わうチュクミ(イイダコ)はビジュアルだけではない美味しさがある

2025.4.9

目次

弘大(ホンデ)を散歩するとトレンド分析ができる面白さがある

韓国の流行は本当に入れ替わりが早く、
一番顕著なものはスイーツ系かな、と感じています。
ただこれは映える、が中心で
それに特化しているものはあっという間に消えていき、
結局は本当に美味しい、と思われているものが
根強い人気になっていると思うのです。
ただどのようなものが今人気でブレイクしているのか、を知るのも
韓国を理解するには大切なことだと感じています。
その情報があふれているエリアがここかも。弘大入口駅エリア。
空港鉄道線が停まるので、非常に動きやすい場所です。
また弘益大学がありMZ世代が集まっていると感じています。

弘大(ホンデ)にあるキャッチーなポイント
キャッチ―なポイントがあるのも弘大の面白さ

このエリアを歩いていると同じようなメニューを味わえる料理店が
たくさんあります。この数カ月はチュクミ。めちゃくちゃお店が増えています。
チュクミとは小さなイイダコを意味します。
一般的にはこのチュクミと野菜、ソースを合わせて炒めていただく料理が
多いと思います。
人気なのはチュクミを生きたまま炒めるスタイル。
チュクミが暴れるビジュアルが刺さるようです。
ただいろいろ食べてみて「炒めて暴れる系」はもう遅いと思いました。
それはこちらの料理店で新しいチュクミメニューに出合ったからです。

弘大(ホンデ)にある쭈앤쭈 홍대점(チュアンチュン 弘大店)の入り口
この入り口が目印

チュクミ(イイダコ)は今食べておくべきメニュー、野菜と一緒がベスト

チュクミを炒める鍋系のメニューがあるのでそちらを選びそうになりますが、
実はこのスタイルが大ヒット!

弘大(ホンデ)にある쭈앤쭈 홍대점(チュアンチュン 弘大店)のチュクミ(イイダコ)
チュクミが整列しています

チュクミの網焼き。
考えてみてください。暴れる系を注文して、暴れるまま鍋がセットされるケースってあまりなく、あったとしてもチュクミが暴れているのでソースが飛び散る…
しかも大量のソースに埋もれていてチュクミが隠れてしまいますよね。
でもこちらは「チュクミをリアルに食べる」ことができるメニュー。
鍋と同じタレに漬けこんでキッチンで焼いてくださいます。
これは安心。プロの焼き方なので。美味しさしかありません。
きれいに整列しているのもかわいらしいですね。アルミホイルを敷いているのは
今の流行です☆
そしてやはり若干辛いかも。
このくらいの漬けこみでもそう感じるので鍋になったら…と思ってしまいます。
辛さは味わいではなく刺激なのでほどほどにして食べたくなる。
その場合はこのように野菜にのせて召し上がるのがベストです。

弘大(ホンデ)にある쭈앤쭈 홍대점(チュアンチュン 弘大店)のチュクミ(イイダコ)とエゴマの葉
エゴマの葉はお替わり自由

そうです、辛いタレを食べに来たのではなく
「チュクミ」を食べたくて来ているので
この味わい方、良いなと思います。しかも野菜をたくさん摂れるし。

このような自家製マヨネーズ風ソースとの相性もおススメです。

弘大(ホンデ)にある쭈앤쭈 홍대점(チュアンチュン 弘大店)のチュクミ(イイダコ)と自家製マヨネーズ風ソース
辛さが優しくなります

味変でチーズ焼きもあります。
これは先ほど焼いたチュクミにチーズをのせて仕上げるバージョン。

弘大(ホンデ)にある쭈앤쭈 홍대점(チュアンチュン 弘大店)のチュクミ(イイダコ)のチーズ焼き
味わいがマイルドになります
弘大(ホンデ)にある쭈앤쭈 홍대점(チュアンチュン 弘大店)のチュクミ(イイダコ)のチーズ焼き
イイダコって意外と大きいかも

ここまでイイダコを攻めているので
仕上げももちろんイイダコで締めくくりたい。

イイダコ入りラーメン

ラーメン!です。
立派なチュクミがゴロゴロしています。

チュクミを集中していただけるパラダイスな料理店。
弘大入口駅エリア、もっと面白いものが発掘できそうな気がします。

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お店情報

弘大(ホンデ)にある쭈앤쭈 홍대점(チュアンチュン 弘大店)の店内
店名 쭈앤쭈 홍대점(チュアンチュン 弘大店)
住所 서울특별시 마포구 어울마당로 132-1
ソウル特別市麻浦区オウルマダンロ132-1
地下鉄空港鉄道・京義.中央・2号線弘大入口駅・8番出口・徒歩4分
TEL 02-3142-5553
営業時間 11:00-14:30L.O.、17:00-22:30L.O. 無休
メニュー チュクミグリル焼き(一人前)14,000W、チュクミグリルチーズトッピング16,000W、ラーメン9,000W

*許可を得て撮影掲載しています
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藤﨑 聡子 ワインジャーナリスト・撮影構成ディレクター 世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。わかりやすい言葉を綴ることで長年のファンが多い。 profile