江南(カンナム)エリアの駅三(ヨクサム)にオープンした今行くべき正統派イタリアン

2024.8.19

目次

韓国の粉モノ文化はピッツァのクオリティを底上げしている

韓国で粉モノ=粉食、というと多くはカルグクス(麺)、マンドゥ(餃子)を
イメージされると思います。
この2つのメニューだけでも粉文化って本当に幅広く、ある意味ジャンルレス。
そこでPIVImは粉モノをもっと探求したい。
他にどのようなカテゴリーを加えたらよいのか、と考え、イタリアン、パスタ、ピッツァも仲間に入れることにしました。
理由はシンプルです。
カルグクスなどと同じように粉から作られたメニューが豊富だから。
粉つながりの美味しさを感じたいと思うのです。
しかも、最近の韓国はイタリアンのクオリティが
格段にレベルアップしていると感じています。
5年前と比べて味わい、こだわり。
そしてパフォーマンス。
中でも特にピッツァには注目したくなります。
以前なら韓国風なアレンジ、というのを見かけることが多かったのですが、
最近はそのテイストをあまり感じなくて、正統派なものが多い。
マルゲリータをはじめ、ペパロニ(サラミをのせたタイプ)、
フンギポルチーニ(きのこ)など
シンプル イズ ベスト、が増えている印象なのです。
粉モノつながり、ということなのか
粉の扱い方が器用、というか、正直今の韓国ピッツァにはハズレがない!

と思いながら街を歩いていて新しくオープンしたピッツェリアを発見しました。
以前、ここは何だったかな…思い出せないのですが、
粉モノをリスペクトしている身にとって通り過ぎる、という
選択肢はありません!

地下に降りていきます

ピッツァの生地を食べて美味しさを確信、パスタに挑戦

コペルト(お通しに近いもの)でサービスされたこちら。

ピッツァ生地とチリオイル
割ってみます。熱い!

焼きたて!熱くて手でちぎれない!
フォカッチャではなくピッツァ生地を薄く延ばして焼いたもの。
カルツォーネの具なし、という印象。
チリオイルをつけていただくスタイルです。
このチリオイルが本当に美味しい。
唐辛子の辛さがオリーブオイルと馴染んでいて
そこにニンニクのアクセントもあって、という…
持って帰りたいレベル。自分でも作ってみたい!

旨味と辛さ、香りと3拍子そろった味わい

この味わいで確信を持てました。
ここは美味しい!に違いない。
では何を選ぼうかな…
周りを見渡すと前菜2品くらいと4人で1枚、が多い。
ピッツァのサイズもしっかりあるのか…
こちらは1人、うーむ、食べ切れそうにないな…
まぁ、ピッツァの生地は味わえているので
パスタにしてみます。

こう見えて熱々です☆

俗にいうアマトリチャーナ、に近い。
これは選んで大正解のパスタです!!!
ショートパスタはペンネとリガトーニの間のようなもの。
表面がツルっとしていてソースになじむ。
ソースはトマトベース。
塩漬けした豚肉を細切りにしてしっかり煮込まれています。
豚肉は脂っこくない。
じっくり炒めて煮込んだことでとけてしまったと思われるタマネギの甘みがしっかりあります。

チーズのからみ方もベスト

凝りに凝った、ではなく
しっかり、丁寧に料理を作っている印象。
いやぁ、このクオリティがカジュアルに楽しめるとは!

ソウル、最近良いイタリアンないかしら?と聞かれたら
まずおススメしたいと思うお店になりました。
次回は人数集めてピッツァをいただきたいと思います。

お店情報

店名 Giani’s Napoli
住所 서울특별시 강남구 논현로94길 15
ソウル特別市江南区ノンヒョン路94ギル7
地下鉄2号線駅三駅・6番出口・徒歩5分
TEL 02-566-0501
営業時間 11:30-22:30 不定休
メニュー フード13,000W~、ドリンク8,000W~

*許可を得て撮影掲載しています
*店舗情報に関してSMTOWN OFFICIAL JAPANにお問い合わせいただいても対応できかねます。直接店舗へお問い合わせください。

藤﨑 聡子 ワインジャーナリスト・撮影構成ディレクター 世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。わかりやすい言葉を綴ることで長年のファンが多い。
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