ダムサン名物・ドゥンカルビチムとは

韓国人の友人たちの間でもよく話題になるお店・담산（ダムサン）。
新村、といえばこのお店、と真っ先に名前が挙がる豚肉料理店です。
名物はドゥンカルビチム。
ドゥンカルビ、とはバックリブのこと。
豚肉の骨付き肩ロース肉、を意味します。
赤身と脂身のバランスが程よくて
骨回りの赤身肉部分が柔らかくて美味しい。
ちなみにカルビはあばら、骨付き、を意味しますよね。
ダムサンはこのドゥンカルビを蒸して辛いソースにつけて食べるメニュー
ドゥンカルビチム（チムは蒸すの意味）が名物。
誰もが頼みます。
そして付け合わせの野菜も魅力的。
野菜があることで辛さも優しくなり
たくさん食べることができるのです。

味付けの辛さは4段階！リクエストできる

辛さの表現ってすごく難しい。
何かに例えたいけれど辛さの基準は人それぞれだから。
そういう意味でダムサンはわかりやすく４段階あります。
韓国と日本の辛さ、感覚が違うと思うので最初は１からスタート、を
おすすめします。
辛さの違いは唐辛子の量、になります。

このドゥンカルビチム、
辛さの奥に甘みも感じます。
パイナップル、リンゴ、キウイ、梨の4種類の果物で甘みを加えている、とのこと。
白い砂糖の甘さとは別もの。天然由来の甘さなので辛さがあるけれど、
もう一度食べたくなるようなまとまり方です。

鍋もめちゃくちゃ刺さるビジュアルです。
ドゥンカルビが少し浸かるほどのタレの上に、
布団のようにエリンギがのっています

頃合いを見てスタッフの方がもやしを投入してくださいます。

スタッフの方が「これでもう召し上がってくださって大丈夫です」
と伝えてくれます。本当に親切！

そして一緒に注文してほしいのはコンドゥレご飯。

コンドゥレとは韓国地域で生産される植物で、高麗アザミの一種です。
栄養価が高い、食物繊維が豊富、コレステロールを下げる、など
健康に気を遣う方から注目されている野菜です。
茹でてごま油と塩などでナムルにして食べることが多いですが、
一部の地域ではこの植物を採取して干した後、ご飯と一緒に炊きます。
これがコンドゥレご飯。
ダムサンはごま油ではなくエゴマ油と合わせています。
さらに美味しく食べるには、ドゥンカルビチムと一緒に煮込んだ
豆もやしを加えること！簡単なビビンパのようなイメージです。
これはドゥンカルビチムのソースがアクセントになるので
止まらない美味しさに変わります！

箸休めにはこのメミルジョンを。
そば粉のチヂミです。
秘伝の特製タレのつけていただきます。
このタレ、ほんのり酸味を感じます。これがさっぱりさせてくれるのです。
このチヂミでドゥンカルビチムを包んで食べるのも良し！です。

ダムサン・スタッフの気配りも最高

ダムサンは地元の人たちだけではなく、地方からもダムサン目当てに
来店する方が多いそうです。
ですので、スタッフ全員が「一番美味しいメニューを一番美味しい食べ方」を
レクチャーしてくれるのです。
お腹がすいているからたくさん頼もう！と注文しても
それは量が多すぎるから、と提案してくれます（笑）。
このキャッチボールも楽しくてあぁ、また行きたいな、と思わせてくれる。
なかなかこのようなホスピタリティのレストランに出合えないから。
食事をしている時にも「味はいかがですか？」と聞いてくれるし、
スタッフ全員でゲストを見守ってくれている、という印象です。
スタッフの目印は赤いつなぎ！です。

ちなみに待機して時間になると順番札を渡されます。

テーブルは11卓、ですので12番目からは約1時間待ち、を覚悟してください！