プゴクとファンテ、干しスケトウダラは干し方で呼び名が変わる

韓国料理におけるスープの美味しさは
日本で体験できない味わいが多いと感じています。
それは素材そのものだけではなく、合わせる水、も関係しているのかな、とか
煮込む時間や火加減も違いがでるよな、とか
突き詰めて考えると非常に面白いテーマだな、と思うのです。

中でもプゴク。
一般的にはスケトウダラ干したもの、という訳され方になります。
それをしっかり煮込んでいただくスープは
五臓六腑、染み渡る感覚があります。
二日酔いの朝に良い、と言われてはいますが、
個人的には一日、どのタイミングでも美味しく味わえると思っています。
そしてプゴク、干し方によって呼び名が変わるのだそう。
ファンテ（황태）と呼ばれています。
作り方は冬の時期、自然の中で凍らせて昼間太陽で溶け、
夜また凍らせて、を繰り返したもの。
いわゆるプゴクとは食感が違う印象、同じ魚でも製造方法で名前が変わるのか、面白い発見につながるな、と感じています。
そのファンテを煮込んだスープがこちら。

めちゃくちゃ濃厚です！

ファンテはマンドゥ（餃子）入り、わかめスープはわかめの量がすごい！

メニューは2択。
ファンテのスープ、か、わかめスープ。
ともに韓国を代表するものとあって、悩みます…

見え隠れするファンテの黄金色、すごいですよね。
これには驚きました。
ファンテって漢字で書くと黄太だから黄金、なのかなぁ…
しかも味がしっかりしていてずーっと噛んでいられる。
噛めば噛むほど味わいが広がってくる。
スープが濃厚でもっちりしているのですごくおなか一杯になる。
しかもスープの味変にはこのような付け合わせが！

アミの塩辛やチャンジャ。
これはもはや味変を超えたおつまみ。
ご飯にのせて食べたいと思うほど。

マンドゥ（餃子）との相性も素晴らしい。
マンドゥはとにかくボリューム感あります。
しかもトック（餅）入り。
なんだか韓国食材のいいとこどり、なイメージです☆
1個でも十分満足できてしまうほど。ファンテとマンドゥ＆トック。
これらを一緒にいただくのは初めての経験です。
新しい出会いに感謝、という気分になります。

わかめスープはわかめを1か月摂る量がこの1杯に入っているかも！と思うレベル。
とにかく食べても食べてもわかめが減らない（笑）。

スープとの相性も素晴らしく、食べ疲れしないのもよいですね。
韓国の方がわかめスープを大事にしている、という話は
このようなメニューからも伝わってきます。

韓国の伝統料理とも思える味わい深いスープ。
これはいろいろ食べ比べてみたくなりますね。

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