韓国在住文化系ライター
成川 彩
女子大生の街、淑大の「炭幕」で、達人が生み出すこの店ならではの炭火焼を堪能 2026.6.3
目次
この炭火焼は忘れられない
ソウル駅から地下鉄4号線で1駅の淑大入口(スッテイック)駅。近くには女子大学があり、女子大生好みのおしゃれな飲食店が並びます。「炭幕」も路地裏の隠れ家的な存在ですが、いったんここの味を知れば、リピーターになること間違いなし。
店名からも想像がつくかと思いますが、炭火焼が売りのお店です。メニューのオススメマークを見れば、ほとんどが炭火焼の一品。今回はまず、チュクミの炭火焼から頼みました。チュクミはイイダコですが、たいていチュクミを焼いた料理は辛い。そしてメニューにはっきり(辛)と書いてました。
見た目では炭火で焼いたのかどうかよく分かりませんが、一口食べた瞬間、炭の香ばしい風味が口の中いっぱいに広がって、美味しい!! 一緒に行った友人も驚いたようで、目を見開いていました。そして、辛みを和らげてくれるのは、隣に添えられた黄緑の何かとほうれん草。この黄緑は何だろうと思ったら、「エゴマの葉を混ぜたマヨネーズ」と店員さんが教えてくれました。ほんのりエゴマの葉の香り。チュクミをエゴマの葉のマヨネーズにつけて、ほうれん草と一緒にパクッ! ああ、なんて素晴らしい組み合わせ。辛いのも忘れてパクパク一気に食べちゃいました。
そしてお次は辛くないもの、と思って選んだのが、香港式水餃子。
実は香港式水餃子がどんなものかはよく知らなかったのですが、出てきたものを見て、「もしかしてこれも辛い?」と一瞬焦りました。でも、食べてみるとちょっと酸味があって、パクチーのおかげもあってか、トムヤムクンのような味。一品、一品、個性あふれる創作料理に毎度驚かされます。
店の料理人が料理対決番組にも出演
さらにもう一品、豚の肩ロースの炭火焼もいただきました。炭火の香ばしさはもちろん、塩麹の味付けで深みのある味わい。何度か通っているお店ですが、来るたびに新たなメニューがあり、メニュー開発に相当力を入れているようです。
最初「炭幕」を知ったのは、料理対決番組「白と黒のスプーン~料理階級戦争~」がきっかけでした。シーズン1の出演者で、鶏料理のスペシャリストとして登場した料理人のお店と知って、訪ねました。
鶏料理に限らずそれぞれ一風変わっていて、例えばよく食べるジャガイモチヂミも、想像もしなかったビジュアルで登場。
ジャガイモチヂミの上に甘えびとムグンジ(熟成キムチ)がのっていて、でも食べてみるとサクサク、確かにジャガイモチヂミです。千切りにしたジャガイモを重ねて焼いた、というよりも揚げたに近い感じ。甘えびとムグンジとの組み合わせも絶妙でした。
そして「炭幕」のもう一つの売りは、伝統酒。他の店ではなかなか飲めないかなり貴重な伝統酒がそろってます
冷蔵庫をのぞくと、マッコリや焼酎はもちろん、「薬酒」と呼ばれる清酒などちょっとお高い伝統酒が並んでいます。どれを飲んだらいいのか迷いそうですが、メニューにはどの料理とどのお酒が合うか、相性もちゃんと書いてあって、選ぶヒントになります。私が毎度飲むのは、ジャガイモチヂミに合う「ホホヒ」というマッコリ。ここでしか出合ったことがないのですが、すっきりドライな味わいです。
お店情報
| 店名 | : | 탄막(炭幕) |
|---|---|---|
| 住所 | : |
서울특별시 용산구 남영동27-1 ソウル特別市江南龍山区南営洞27-1 地下鉄4号線淑大入口駅・6番出口・徒歩2分 |
| TEL | : | 050-71417-8131 |
| 営業時間 | : | 17:00~24:00 日曜定休 |
| メニュー | : | チュクミ炭火焼20,000W、香港式水餃子13,000W、豚肩ロース炭火焼21,000W、ジャガイモチヂミ20,000W(甘えびは+4,000W)、マッコリ・ホホヒ1本18,000W |
*許可を得て撮影掲載しています
*店舗情報に関してSMTOWN OFFICIAL
JAPANにお問い合わせいただいても対応できかねます。直接店舗へお問い合わせください

