韓国在住文化系ライター
成川 彩
市庁(シチョン)駅近くの名店といえば、鶏肉と野菜の甘辛鍋「豊年(プンニョン)タットリタン本店」 2026.7.15
目次
名物タットリタン、味の秘訣は…
ソウル市庁がある市庁(シチョン)駅かいわいはグルメ激戦区ですが、特に有名なのが、ここ、「豊年(プンニョン)タットリタン本店」です。1975年創業なので、半世紀にわたって激戦区で生き残ってきたわけですから、絶対おいしいですよね。路地裏のお店ですが、テレビでも紹介され、広い店内はいつ行っても老若男女でにぎわっています。
タットリタンの「タッ」は鶏、「タン」は鍋料理を指します。じゃあ、「トリ」は?というと、いくつか説がありますが、日本語の「鶏」だという説が有力です。「トリトリ鍋」ということです。間違いなく鶏肉が主人公の鍋ですが、野菜も入った甘辛い鍋です。
メニューはオンリー・タットリタン。大中小から選ぶのみです。私たちは2人だったので「小」を頼みましたが、出てきたのを見たらたっぷり。「中」にしなくて正解でした。
鶏肉はやわらかくて、骨からするっときれいに取れて、とっても食べやすいです。これは冷凍でない新鮮な生の鶏肉を使っているから。大きなジャガイモもほっくほくで美味! 材料一つ一つにこだわりが感じられます。
スープにちょっととろみがあって、コクがあるのはなぜだろうと思ったら、タッパル(鶏足)でだしをとっているのだそう。タッパルはコラーゲンたっぷりなので、お肌にも良さそうです。このスープが病みつきになって、常連となる人続出です。
チョルミョンで二度おいしい
タットリタンのこのおいしいスープを味わいきるには、麺かご飯を入れるのがお決まりです。麺は2種類。チョルミョンかラーメン(インスタント)。チョルミョンというのは冷麺の麺に似ていますが、もうちょっと太くてコシがあります。ご飯は煮詰めてチャーハンに。
周りはほとんどラーメンかチャーハンを頼んでいましたが、ちょっと珍しいチョルミョンを入れてみました。
おいしいスープを吸い込んだチョルミョンはモチモチして絶品でした。
ちなみにジャガイモがおいしいので追加したら大量に出てきて、2人では食べきれず、ちょっと後悔。ジャガイモの追加は4人以上の時がよさそうです。
最初はあんまり辛くないと思ったけど、煮詰まってきたからかだんだん辛くなってきて、気がついたら汗をかいて食べていました。日本的には「夏に鍋?」と思うかもしれませんが、韓国では夏こそ熱くて辛いものを食べて、汗を流します。「以熱治熱(イヨルチヨル)」という言葉があり、「熱を以て熱を治める」ということ。汗を流して夏バテや食欲不振を解消する韓国伝統の健康法です。皆さんもぜひ、試してみてください。
豊年タットリタンは本店のほか、全国に約10店舗展開しています。
お店情報
| 店名 | : | 풍년닭도리탕 본점(豊年タットリタン本店) |
|---|---|---|
| 住所 | : |
서울특별시 중구 세종대로14길 17-5 ソウル特別市中区世宗大路14キル17-5 地下鉄1・2号線市庁駅・7番出口・徒歩3分 |
| TEL | : | 02-755-5278 |
| 営業時間 | : | 11:00~14:00、16:00~22:00 土日祝日休み |
| メニュー | : | タットリタン(小)32,000W、チョルミョン2,000W |
*許可を得て撮影掲載しています
*店舗情報に関してSMTOWN OFFICIAL
JAPANにお問い合わせいただいても対応できかねます。直接店舗へお問い合わせください

