Real KOREA Deep SEOUL | パンツェッタ・ジローラモ的歩き方

パンツェッタ・ジローラモ 韓牛(ハヌ)の焼肉を語る パンツェッタ・ジローラモ 韓牛(ハヌ)の焼肉を語る
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パンツェッタ・ジローラモ的歩き方

ソウルのローカル感あふれる街で
持ち前の嗅覚を武器に
これはすごい!と感動する逸品を
パンツェッタ・ジローラモさんが
ご紹介いたします。
第5回目は韓牛の焼肉について。

韓国料理の潔さはお店が極めるメニュー
ひとつだけで勝負していること。
こちらの韓牛焼肉店は牛肉のロースのみ
いただくことができます。
その振り切り方にジローラモさんも深く感動、
美味しさを噛みしめています。

牛肉の扱いは世界どの国にも個性があふれている

ジローラモさん、移動中ずっと牛肉について話していらっしゃいました(笑)

いやぁ、牛肉は本当に奥が深いですよ。日本だけでもかなりの数のブランド牛がありますよね。アメリカならステーキにふさわしい牛肉、ボクの出身国・イタリアでは世界的に有名になっているキアニーナ牛があります。このキアニーナ牛はトスカーナ地方が名産、トスカーナに近い街がフィレンツェ。ご存じと思います「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」というメニュー。これはイタリアに行ったら絶対食べてほしいですね

ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ、日本語にするとフィレンツェ風ビーフステーキですね!ジローラモさんが以前教えてくださいました。写真でしか見たことありませんが、かなりボリュームありますよね

国によって牛肉の扱い方が違うのも面白いですよね。ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナのように厚切りのほうが圧倒的に美味しい、というものもあれば、究極は日本のしゃぶしゃぶかなぁ。あの薄さでも美味しさが伝わりますよね。しかも部位で味が変わりますから。その点はステーキもしゃぶしゃぶも同じかな、と思います

往十里駅から散歩してみましょう、とジローラモさん。街歩きをしながら建物の構造を観察しています。ジローラモさんは学生時代建築学を学んでいたそうで建物を見ながら教えてくださる専門的な話は興味深いものばかり

今日は焼肉店をレコメンドいただきました。どのようなテーマなのでしょうか?厚切り?

豚肉ではなく牛肉、しかも韓牛(ハヌ)のロース、それだけです

ロースだけ?!しぼりましたね!めちゃくちゃ驚きです

この場所って東大門(トンデムン)からも、そして聖水(ソンス)からも移動しやすくて、地元の方の生活感もあって、古き良き時代のオーラもあって、何気に注目していたんですよね。そこに60年続く牛肉の焼肉店がこれから行くお店。それだけでも驚くのに、オーダーできるのはロースだけ、しかも韓牛しか扱わない。この振り切り方、すごくないですか!?

何を食べようか悩まなくて良い!最高です

見てください、この建物。昔の韓国の家ってこんな感じですよね。外からはわからないけれど、中は広い。奥につながっている。韓屋(ハノク)は建築的にも面白い。中庭があったり、細長かったり探検もできるなぁと思ってしまいます

ここで一枚押さえましょう。焼肉ファッションとの対比も面白いです

シックにまとめてみましたよ(笑)、グレーと白のコントラストって韓屋のイメージを邪魔しませんよね

いつもながら決まっていますね!韓牛のロース、めちゃくちゃ楽しみになってきました!

看板の文字、そして書かれている板にも味があるとジローラモさん。お店のイメージを作ることは看板ひとつとってもこだわりを出した方がおもしろいよね、とのこと
藤﨑 聡子 ワインジャーナリスト・撮影構成ディレクター 世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。わかりやすい言葉を綴ることで長年のファンが多い。
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