狎鴎亭ロデオ（アックジョンロデオ）の老舗焼肉店・ウドンチョンはオギョプサルが名物

行列覚悟のウドンチョンはスタッフのサービスも素晴らしい

10年ほど前になりますでしょうか、
狎鴎亭ロデオエリアの裏道、通称ファッションストリートを歩いていて
偶然入店したサムギョプサルメインの焼肉店がありました。
なぜか男性グループが95％、女性系は私たち２人。
それはそれは親切にサービスしてくださり、
焼き方も食べ方もしっかりレクチャー、
サムギョプサルってお店によって本当に味が違う、
焼き方もお店の方にお願いしたほうがよい、
その方が絶対美味しく食べることができる
と深く感動しサムギョプサルLOVEになりました。

ですのでその通りを通るたびに「あぁ、この店は最高だよなぁ」と
思いつつ、でもいつも外まで行列なので断念続きでしたが、
先だって偶然にも飛び込みで入ることができた、のです。
お店に入って伺ったら
「予約は取っていないから今は空いている席、どこでもよいですよ」
と嬉しい対応をしてくださいました。
そうか、予約を取らないからいつも行列なのか！と
このお店のシステムを知った次第です。
お店の名前はウドンチョン。漢字で書くと牛豚庁。
牛と豚、両方を味わえる焼肉店になります。

オギョプサルとモクサル、この2品は絶対食べるべき

サムギョプサル！と思いながらメニューを見ていて発見。
なんとオギョプサルがあるではないですか！！
オギョプサルとは豚肉の5枚ばら肉。
サムギョプサルは豚肉の3枚ばら肉、ですから
さらにそれより層があるものになります。
特徴は豚の皮がついていること。
これが焼きあがると香ばしくカリカリになってジューシーな旨味に変わるのです。
オギョプサル、なかなか巡り合えないので
ウドンチョンへ訪問したら絶対食べるべきだと思います。

席に着く否や炭をセット、注文した肉類は即座に登場します。
写真を撮っているヒマもありません…

ただお皿を見ていて思ったことがあります。
豚肉からのドリップがない。これは冷凍していない生肉の特徴かな、と思います。
食べていくと肉質がフレッシュで柔らかく、そして旨味がしっかりあります。

モクサルは豚の首肉のあたりを指します。
豚全体のカラダをみて首回りは一番動くと言われています（食事をするとき首を使うので）。
ですので赤身と脂感が品良く混ざっているのです。
お店の方の焼き方テクニックをみていたら焼きすぎないことが大事、とわかりました。
しかもウドンチョンは炭火なので遠赤外線効果もあるのか、
焼き上がったお肉は表面のカリっと感と中身のジューシーさが見事なのです。

オギョプサル、おわかりになりますでしょうか。
皮が焼けたその隣のゼラチン質がこれまた美味なのです。
寄ってみます

箸で持てる大きさも良し！

これはシンプルに塩で召し上がってみてください。
豚肉本来の美味しさが伝わってくると思います。

こちらはモクサルの完成形。オギョプサルと全く違うフォルムですよね。

食感は柔らかく、筋もなく、そして旨味がしっかり。
スタッフの方がハサミでカットしてくださいます。これが大事と思いました。美味しさの特徴が一口でわかるから。

最初は遠慮して1皿ずつの注文でしたが
結局30分で食べ終わってしまい…もう一回同じものを注文してしまいました☆
そのくらい美味しかった！
このような焼肉店、本当に大切にしたいなと思いました。
仕上げにはテンジャンチゲ、キムチチゲもご用意があります。
狎鴎亭ロデオを攻める際にはこちらの焼肉店もお忘れなく！

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