清潭洞(チョンダムドン)のウジュオクでは低温調理された牛肉のスライスのせ水冷麺を食べるべき

2025.8.13

目次

韓国での冷麺は麺の違いを知るともっと楽しく味わうことができる

「韓国で食べたいものランキング」ベスト5に入る
「冷麺」。
といっても韓国における冷麺は2パターンあります。
1:平壌冷麺(ピョンヤンネンミョン)=蕎麦粉が主原料、黒っぽい
2:咸興冷麺(ハムフンネンミョン)=ジャガイモやサツマイモなどのでんぷんが主原料、白っぽい

そして平壌冷麺は透明なスープをかけていただく「水冷麺」が一般的。
咸興冷麺はコチュジャンなどと和えていただくスタイルが多い。(水冷麺もあります)

これがおおまかな違いです。
どちらが美味しいか、ではなく、どちらに興味があるか。
この比較は面白いです。
トッピング、スープの塩気、旨味の広がり方、
料理店によって全く異なります。
これは定点観測して食べるべきメニュー、です。

今回はトッピングにフォーカスした水冷麺です。
冷麺専門店ではなく牛肉にこだわった牛肉専門店。
その大人気メニューがこちらの3品。

牛肉をしっかり味わえる3品

水冷麺、えごまの麺、牛肉クッパです。

ウジュオクでは水冷麺とシャンパンのコラボレーション!最高の組み合わせ

牛肉のいろいろな部位を鍋でいただきながら
仕上げに冷麺を味わう、ザ・韓国式の料理店・ウジュオク。
日本語にすると牛酒店。字のごとく「牛肉と酒を味わえる料理店」。
ほとんどのテーブルで乾杯が繰り広げられています。
ポッサム(豚肉)もあるのでより一層楽しめる印象です☆
キオスクを確認、驚いたのは
ワイン系のくくりはシャンパンしかないこと!
5種類ほどあります。そして韓国でここまで冷やしたものに
出逢えたのは初めて!まさにキンキンの冷えっぷりで感動します!!!

清潭洞(チョンダムドン)のウジュオクでは低温調理された牛肉のスライスのせ水冷麺を食べるべき
冷えたシャンパンとのマリアージュ。クッパもイケます!

牛肉はしっとり仕上がった食感。クッパ(スープご飯)も同じ牛肉です。
ゆっくりと低温調理し、薄くスライスしています。
そして選んだシャンパンはパイパー・エドシック エッセンシエル エクストラ・ブリュット。
ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネをブレンドしたタイプ。
ボリューム感のある味わいですが、シャルドネの酸味がアクセントとなり
水冷麺の牛肉とベストコンビネーションの仕上がりになります。
クッパの然り。
雑味を感じさせない味わい。牛肉の上品さにも驚くと思います。
しかも冷えているので本当に感動です。
韓国ならではの体験です!

こちらのウジュオク、もう一つのテーマが
えごまの麺。トゥルキルムマッククス。

さっぱりした仕上がり

えごまの香りがしっかり伝わってきます。
クリーム状になったえごまペーストが素晴らしい働き!
えごま油のオイリーな印象を和らげてくれています。
これも今まで食べてきたえごまの麺の中で
初めての味わいです。

他にはポッサムと緑豆のチヂミをセットにしたものもあります。
ハーフ&ハーフ、のイメージ。

清潭洞(チョンダムドン)のウジュオクでは低温調理された牛肉のスライスのせ水冷麺を食べるべき
揚げ焼きされたチヂミはホクホクの仕上がり

ポッサムは酢+コチュジャンのタレでどうぞ。

清潭洞(チョンダムドン)のウジュオクでは低温調理された牛肉のスライスのせ水冷麺を食べるべき
タレのバランスがよいです

豚肉は茹でただけではなく余韻に塩気と旨味がひろがります。


ニューオープンの料理店ですが、
ハイクオリティのメニューが並ぶのは本当に素晴らしい。
清潭洞方面に行かれたらぜひのぞいてみてください。
期待を超える味わいが待っています!

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お店情報

清潭洞(チョンダムドン)のウジュオクでは低温調理された牛肉のスライスのせ水冷麺を食べるべき
店名 우주옥(ウジュオク)
住所 서울특별시 강남구 도산대로70길 9
ソウル特別市江南区島山大路70ギル9
地下鉄水仁盆唐線狎鴎亭ロデオ駅・4番出口・徒歩15分
TEL 0507-1374-4812
営業時間 11:00-14:30L.O.、17:30-20:30L.O. 日祝休
メニュー 水冷麺18,000W、えごまの麺16,000W、ポッサムとチヂミ盛り合わせ25,000W、シャンパン160,000W~

*許可を得て撮影掲載しています
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藤﨑 聡子 ワインジャーナリスト・撮影構成ディレクター 世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。わかりやすい言葉を綴ることで長年のファンが多い。 profile