江南(カンナム)で味わうプゴク(干しタラのスープ)はインパクトありの辛甘スープが後引き系に
目次
唐辛子ベースのスープで煮込まれたプゴクはかなりレアな存在
韓国での朝ごはん、選択肢のひとつに
プゴクがあります。
干し鱈のスープ。
細かく分類するなら
鱈にも大きく分けて2種類あって
プゴク=干した鱈
ファンテ=干した鱈を冬場夜の寒さで凍らせて昼の暖かさで溶けて、を繰り返す
要するに干した鱈をどう保存させていくか、の違いではないかと思っています。
こちらプゴク。
純粋に干した鱈を水で戻し煮込んでいくバージョンです。
これもお店によって味わいが全く別物だと断言できます。
ポイントは塩加減と煮込まれた旨味の表現。
どこが美味しいか、ではなく、自分はどこか好きか。
そう思って食べ歩くと自然に好きなプゴクに出合えるのではないでしょうか。
しかし!こちら・現代プゴ(ヒョンデプゴ)はさらに上を行く存在でした!
唐辛子で煮込まれています。
これはかなりレアケースと思います。
野菜の甘さと旨味がスープに加わって煮込まれた干し鱈がさらに美味しくなっている
場所は江南駅のお隣・駅三駅。
まさにオフィス街で行き交う人々は本当に多い。
ゆえに現在は日曜お休み。(定休日はちょくちょく変わると思います)
メニュー、安心してください。悩むことありません。
「プゴ、ジュセヨ(プゴクください)」と伝えれば完了です。
朝からこの色合い、かなり気合がいるな、と思いましたが、
こちらの存在がありました。
大根です。めちゃくちゃ煮込まれていて箸ですぅっと切れてしまう。
そしてこの大根は甘さがあります。
これがスープの辛さを軽減していると思いました。
赤さに驚きますが、スープはそこまで辛くない。
それにも驚きです。
ハフハフしながらどんどん食べ続けられます!
存在感、かなりありますね。やはり主役ですから(笑)
干し鱈です。ほぐれます。旨味あります。スープをまとっています。
うん、この味わいは初めての経験。
プゴクってあっさりしたものが多くコショウやアミの塩辛で味わいを調整するバージョンが知られていますが、
このプゴクはその必要がなくこれだけで完結できる味わい。
スープが甘く、辛く、深みがあって
もう一口、もう一口欲しくなっていくのです。
何もしなくて大丈夫。
そしてもうひとつ食材発見!
玉ねぎ。これは反則級に旨味が増しています。
大根そのものの甘さに玉ねぎが加わり、
だからですね、スープの余韻に甘さが残るのは!
お約束のご飯。スープ系には大事な儀式。
ご飯の上にのっているのはパンチャン(おかず)についてきた味噌。
これ、少しなめてみたら優しい甘さで美味しかったのです。
パンチャンは青唐辛子でしたので、
唐辛子の辛さを和らげる意味合いもあっての存在なのかな、と。
プゴク好きな方には変化球系として、
新しい味わいを発見したい方には少し辛いプゴクとして
このお店の存在は外せないなあ、と。
ぜひ味わってみてください。
お店情報
店名 | : | 현대북어(現代プゴ) |
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住所 | : |
서울특별시 강남구 역삼로17길 64 , B1F ソウル特別市 江南区 駅三路17キル 64 , B1F 地下鉄2号線駅三駅・3番出口・徒歩5分 |
TEL | : | 070-4191-6532 |
営業時間 | : | 10:00-21:00(土・祝~16:00) 日休 |
メニュー | : | プゴク10,000W |
*許可を得て撮影掲載しています
*店舗情報に関してSMTOWN OFFICIAL
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