江南（カンナム）エリアに君臨するチキンカルグクスの老舗店

美味しいカルグクスのエリア開拓のコツとは

人の本能はどこの国にいても同じ。
「お腹が空いたなぁ…軽く食べられるもの探そう」
となること、ありませんか。
特に韓国にいると美味しそうな看板だらけで
いつもお腹が空いてしまっている気がします…

日本にいると軽く食べられるもの、と考えるならば
お蕎麦やうどん、が思いつきます。
韓国で同じように意識したものがカルグクス。
カル＝包丁、グクス＝麺。
包丁でカットした麺、つまり自家製麺を味わえる、ということ。
蕎麦やうどんだと「自家製」「手打ち」を探すなら
一つハードルが上がると思うのですが、
韓国ならばカルグクス、ほぼ自家製のものが多い。
ゆえに悩むことなくお店そのものの味を楽しめる、
贅沢ですよね。しかも麺系、好きな方多いと思いますし☆

このカルグクス、美味しいと思われるお店の見つけ方、
なんとなくわかってきました。

その１：学生街
学生は外食にかけられる予算も限られているので「安く」「美味しいもの」が
街で人気になると思います。ということで学生街のカルグクス屋さんは狙い目です☆基本カルグクスはコストパフォーマンスが良いメニューなので！

その２：オフィス街
これは意外と簡単。ランチタイムにこのエリアを散歩されてみてください。1－2軒はカルグクス屋さんが必ずあります。そしてだいたい混みあっています。これは安心する。誰もいないお店へ入る勇気はなかなか出ないので…

この２つを意識すると美味しいカルグクスに出合える！
ということで向かった先は駅三（ヨクサム）。
いわゆる江南（カンナム）エリアのオフィス街。
ランチタイムともなると高層ビルはじめ、どこにこれだけの人が働いているのだろうか…と思うほど人が溢れています！
探検した結果、やはりありました。
カルグクス屋さん！

12時少し前に入ったので並ばずに済みました☆

オフィス街のチキンカルグクス店はランチ時常に満席、開店ダッシュを狙え

席に通され、テーブルのタッチパネルでオーダー。
キムチなどのパンチャンはセルフコーナーへ取りに行きます。
見渡していると続々入店。満席の賑やかさが心地よい。
この状況ですが入れ替わりも早いので待っても15分前後かな、と思います。

メニューの写真を見ながら勉強。
こちらはチキンベースのカルグクス。
そう、カルグクスはアサリとチキン、これが王道の2トップ。
両方提供するお店もあれば、どちらか一つ、のお店もある。
麺はもちろん自家製。厨房でひたすらこねてカットしています☆

やってきました！シグネチャーのカルグクス。

チキンのカット方法に特徴があります。
手で割く、細くカット、がポピュラーななか、
こちらは厚切りスライス。食べ応えがあります。
キムチと一緒にこれだけを食べてみると
鶏肉の旨味がしっかり伝わってくると思います。
胸肉ですが、パサついていなくて
手間がかかっているな、と感じます。

泳いでいる麺。
自家製麺の特徴、少しクネクネします。
自分でもたまに麺作りをするのですが、この長さと細さ、
このレベルになるのは本当に大変。
毎日行っているから、だけではなく、お店ならではの
小麦と水の配合があるのだろうな、と感じます。
手打ちうどんに
「麺のカドが立つ」のが美味しい、という言い方がありますが
こちらはまさにソレ。しかも麺のコシもあって美味しさが増しています。

スープは鶏出汁。そのままでも充分な塩気があり、
しかも麺と良く絡む。そして海苔の香りが最高。
香ばしく美味しさを漂わせてくれています。
長ネギの青っぽさも良いですね☆

非常に完成度の高いカルグクスを発見できました。
オフィス街で勝ち残っている意味も分かります。

ちなみに。
じゃがいもを千切りにしたチヂミ、
そして
マンドゥ（餃子）もあります。
これは人数集めて訪問すべき名店！のポイントです。

江南エリア、攻めがいありますね！