フライドチキンの写真
ショウヘイの写真
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キムチチゲについて考察するショウヘイ

撮影前日、ソウルは2024年で一番寒い日を迎えていました。
温かさが伝わってくる鍋を見てショウヘイさん、笑顔になります。

「キムチチゲ、久しぶりです。
この温まりそうな感じ、あぁ、韓国来たなぁって皆さんも思うかもしれません。

(キムチチゲの鍋を見て)
あ、これがお話していた鍋ですね!?
そこにこだわったのか(笑)、でもわかります、あ、思い出しました。
母親がこの鍋が欲しいって言っていた…
なかなか見かけないですよね、時代を感じる。
次に帰国する時、プレゼントしようっと」

「鍋ひとつとっても伝統って面白いですよね。
崩せない良さがある。
時代を駆け抜けてきた、というか
時間を重ねてもなぜか古さではなく良さが見えてくるなって。
この鍋だから、よりキムチチゲが美味しく感じるような気がします」
登場した鍋をみて笑顔になるショウヘイさん。ふと一言。コレ、僕たちだけで食べきれますかね…と笑いながら小声でつぶやいていました。そうか!撮り進めてひと段落したらスタッフ全員で少し早いですがキムチチゲでクリスマス!をしましょう、とご提案をいただきました
ショウヘイの写真
キムチチゲなので韓国焼酎をセレクトしてくださったショウヘイさん。
乾杯します。

「この冷え具合、やっぱり良いですね!
熱々のスープをすっきり冷ましてくれる。
さぁ、食べましょう!

韓国料理における鍋って
一緒に食べる人たちと仲良くなれると僕は思っています。
食を通じてつながる。
日本語だと同じ釜の飯を食うっていうじゃないですか。
韓国は鍋!だなと」

スープを一口そそり、「美味しい!」と満面の笑みを見せるショウヘイさん。
辛さもほどほどで食べやすいそう。
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「なんなんでしょうね、キムチチゲって本当にお店によって味わいが全く違いますね。
こちらのお店のものは濃厚。しっかりしている。
スープだけ飲んでいても美味しい。
幸せになりますね。
ここでちょっと玉子焼きをつまんでみます。
(つまみながら)
優しい味だなぁ・・・
キムチチゲの味がしっかりしているから玉子焼きは箸休め、な感じです。
玉子焼きはケランマリ、
日本の茶わん蒸しに似ているのがケランチム。
僕はどっちも好き。
色々食べてみてケランマリの方が冷めても美味しい!
ショウヘイポイントです!」
ショウヘイの写真 ショウヘイの写真
鍋が食べられるように熱くなるまで何かつまみましょう、となり一瞬考え玉子焼きをセレクトしたショウヘイさん。大好物だそうでその理由を伺ったところ「冷めても美味しい。いろいろな味わいがあって魅力的。そこまで甘くないものの方が韓国料理には合うかもしれませんね」とのこと
ここで突如スタッフの人数を数え始めるショウヘイさん。
お店の方に人数分の器をください、と伝え、器によそい始めます。

「同じ釜の飯を食いましょう!楽しいですね!」

よそいながらキムチチゲの具材にスジェビ(すいとん)を発見。
ご自身の器によそいます。
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正平創庫
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具材を一つ一つ確認するスタイルはショウヘイさんの細やかな一面を垣間見ることができた印象です。思いのほか具材が盛りだくさんでしばし悩み、スッカラ(スプーン)にのせたものは釜山おでん、少し冷まして召し上がるのがよいそうです
「(スジェビを食べて)この食感、好きです!
僕、お餅が大好きなんですよね。
それに近い。珍しくないですか?!キムチチゲにスジェビが入っているのって。
(珍しいと思う、と伝えると)
ここにもお店のこだわりや違いを感じますね。
しかもスジェビ、スープで煮込んでいるから味もしっかり入っている」
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キムチチゲに一枚チーズがのっていました。
ショウヘイさんが
「このチーズがあるかないか、で味わいが変わる。
それがキムチチゲだと思います。
たった1枚のチーズですが、役割は偉大です(笑)。
脇からスープをすくっていく。
そのあとチーズをなじませたスープにする。味変ですね!」

フライドチキンに次ぐ、キムチチゲの分析です!