同じ食材でも味付けは お店によって全く違うのが面白い

料理が並んだテーブル、気分が上がります!

韓国料理って辛い物が多いですよね、と聞かれることがあるのですが、こうしてみるとその雰囲気はないような気がします。ね、見て下さい、とにかく野菜が多いですよね

本当だ!ひとつひとつ手間をかけているパンチャンばかりです…辛そうなものは・・・あるのかなぁ・・・どれも食べやすそうですね

お肉をたくさん食べるけれどパンチャンの野菜もたくさん食べる。しかもパンチャンはなくなったら追加してくれる。気づいたらすごい量の野菜を食べている、というのが韓国料理の印象です。そこに辛さを加えるならキムチとかカクテキとか、なんとなくそういうイメージですね

すごく理解できます。野菜を自然に大量摂取しているので体調もよくなります

さぁ、いただきましょう!まずはパンチャンをつまみましょう。全部違う野菜ですね、面白いなぁ

パンチャンで気になる野菜はもやし、とのこと。豆の食感と味付けがどのお店も違うので面白いのだそう。こちらのお店でも最初にモヤシのナムルを召し上がっていました

ジローラモさんがおっしゃっていた辛さについて、やはりない、というか穏やかな味わいが多いです

まさにそうですね。そしてどれも違う味わいです。野菜の個性がわかっているからこそできるパンチャンの味付け、な気がします

プルコギとジョン(チヂミ)、これならスタッフの皆さんも食べやすいですよね、とジローラモさん。料理を取り分けてみんなで食べるって韓国料理の醍醐味かもしれませんね、とのこと。ジョンは絶妙な厚み。薄くもなく厚くもなく野菜の食感もしっかり感じられます

プルコギはいかがでしょうか

味のついたお肉ってあまり食べる機会がないのですが、これは美味しい。まさに自分で選んでいたら食べることはないメニューだから発見があります。この甘辛さ、バランスよいですね、ご飯が進みます

ご飯と合うものばかり、な気がしてきました。パンチャン、と言われていますが、すべてが一品料理かも

小鉢とか小さなお皿に盛ったらそれだけで一品になりますね、日本なら。京都でいうならおばんざいのイメージ。それがこんなに種類があってたくさんいただける。これは韓国料理の面白さ、といいますか、もっと知りたくなる世界かもしれないです

同じ野菜で同じメニュー名ですが、きっとお店によって違う味わいなのでしょうね

まさにその通り!だからボクはどのお店に行っても一通りパンチャンを味わいます。どれが正しい、ではなくてどの味が好きか、でしょうか。それを探るのも韓国料理の醍醐味です

五穀米も美味しいと話すジローラモさん。ご自身でもお米栽培をしているのでどのような米の味わいなのか興味があるそう。パンチャンがずらっと並んだテーブルとジローラモさん、すごく絵になっていると撮影を見ていた店主も大喜び

このシリーズ、ジローラモさんは6か所、6店、すべて違うものを選ばれました

すごく悩みましたね(笑)、食べたいものが多いし、行きたい場所も多い。どれも個性があって街並みも面白くてソウルの旅行っていいなぁ、と改めて思いました。これでまたソウルに来る回数が増えると思います

またご一緒させてください!それまでにいろいろ情報収集いたします

ボクも考えます!面白いソウル、そして奥深い韓国、もっともっと知りたいですから!一緒に行きましょう!

お店情報

店名 시골밥상 압구정(シゴルパッサン 狎鴎亭店)
住所 서울특별시 강남구 논현로175길 68
ソウル特別市 江南区 論峴路175キル 68
地下鉄3号線狎鴎亭駅4番出口・徒歩8分
電話 02-546-1567
営業時間 10:30-21:30 不定休
メニュー ランチ13,000W~

*許可を得て撮影掲載しています
*店舗情報に関してSMTOWN OFFICIAL JAPANにお問い合わせいただいても対応できかねます。直接店舗へお問い合わせください。

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パンツェッタ・ジローラモさん
パンツェッタ・ジローラモさん イタリア・ナポリ出身。大学では建築学を学ぶ。来日後はエッセイストとしても活躍、持ち前のバイタリティでファッション、グルメ、旅などライフスタイル全般を謳歌する日々。
藤﨑 聡子 ワインジャーナリスト・撮影構成ディレクター 世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。わかりやすい言葉を綴ることで長年のファンが多い。
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