
暑い時に熱いものを食べて汗をかく。
韓国では普通に取り入れられているスタイルです。
そう思うと一年を通じて同じ鍋メニューが食べられますよね。
鍋は寒い時だけの料理ではありません。
SatoKOREAN Recipe 5回目は
「夏の餃子鍋」をご紹介します。
ポイントはたった2つ。
それさえできれば韓国スタイルの鍋の完成です。
ぜひ試してみてください。


藤﨑 聡子
ワインジャーナリスト・
撮影構成ディレクター
世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。
わかりやすい言葉を綴ることで長年のファンが多い。
@PIVImでは企画コンセプトのディレクションを手掛ける。
この1年、茶わん蒸しの製作は200回を超えるほどマイブーム。

野菜の切り方とスープの注ぎ方、これさえマスターすれば映える餃子鍋
鍋の醍醐味は好きなものを好きなだけ食べることができること。
この野菜がないとダメ、とかこの肉がなければ認めない、などルールはありません。
いろいろ試すことで美味しさが見つかるのも鍋の楽しさ。
盛り付け方もさまざまですが、韓国スタイルに寄せていくならば同じサイズに野菜をカットすればよいだけ、です。
トッピングの餃子は一口サイズを選ぶこと。
あとは並べた野菜がバラバラにならないよう、
スープを加えるだけで完成です。
これならいつでも簡単に餃子鍋を作ることができます!





〜 材料 〜
キャベツ | 1/4個 |
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タマネギ | 1/2個 |
大根 | 1/4本 |
長いも | 1/3本 |
長ネギ | 1/2本 |
ニンジン | 1/3本 |
豆腐 | 1/2丁 |
Bibigo 一口餃子 | 12個 |
ダシダ(牛肉用) | 分量に合わせる |
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細めのうどん | 1束 |
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韓国海苔 | 1パック |
メセンイ(なくてもよい) | 1パック |
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味変用調味料 | コチュジャン、ごま油、塩、コショウ、レモン |
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- *すべて好きな分量で調整してください
- *上記、目安として2人前をイメージしています




手順は簡単。この流れで作れば完璧に美味しい鍋になる
手順です。


野菜を5cmほどの長さにカットします。根菜類(大根、ニンジン、長いも)は厚さ1.5cmくらいに。薄すぎると火が入りやすくスープが野菜になじみません

野菜のカットは煮込む時間を意識すると良いと思います。根菜類は厚さをそろえると火の入り方が均一になるのでその点覚えておくと役に立ちます。サイズの目安は二口で食べきれるくらいがベストです


スープを別の鍋で作ります。分量よりも多めの水で。煮込むので最初は薄くしてください

スープは別に作っておくと追加したい時に便利です。鍋は煮込むものなので最初にスープを味見したときは薄いと思うくらいが良いと思います。煮込んでいくと味わいが一気に深くなるので薄くても安心してください


鍋に野菜を並べていきます。彩りを意識して放射線状に盛り付けてください

スープを注ぐ前に鍋へ盛り付けることが美しい鍋に仕上がるコツです。今回は同系色をばらして配置してみましたが、同じ色をまとめてもきれいだと思います。並べ方に決まりはないのでいろいろ試してみてください


ここでアツアツのスープを鍋肌からゆっくり注ぎます。こうすることで盛り付けた野菜が崩れません

スープは沸騰直前、90℃くらいまで煮立たせてください。そして鍋肌からゆっくり注ぐこと。真上から一気に加えるとせっかくきれいに並べた食材が崩れます


3分煮込んだら餃子を加え、さらに4分煮込みます

餃子の皮が薄いので時間差で加えるようにしてください。最初から加えると野菜にしっかりスープの味が入る前に皮が崩れてしまいます。召し上がる順番を意識することも重要です


完成

野菜から煮込んでいるので餃子が食べられるタイミングになるとバランスよく両方を味わうことができます。餃子は食べ終わったら次を追加するようにしてください。餃子を加える回数を分けることも美味しく味わう秘訣です


シメのうどんを入れます。メセンイがある場合はこのタイミングで鍋に入れてください。ない場合はうどんが食べごろになった時に韓国海苔を加えてください

今回は細めのうどんにしていますが、お好みで素麺や太めの麺類でも良いと思います。その際素麺は細めのうどん同様、鍋にそのまま加えて良いですが、太めの麺類の場合は一度下茹でしておく方が良いでしょう。スープになじみやすくなります



スープが煮込まれて味がしっかりしているので塩や醤油などはあえて加えなくても良いと思います。また韓国海苔であれば海苔に塩気があるのでその塩気で充分な味わいになります。メセンイは香りも豊かなのでぜひ試してみてください
Satoko’sポイント:
*野菜は同じサイズにカット
*野菜を先に盛り付ける
*盛り付けた鍋にスープを注ぐ
*餃子は最後に煮込む
このように文字にするとやること多いかも?と感じますが、
鍋を作るうえでの順番だけのことですので是非試してみてください。