韓国風おかず≪パンチャン≫レシピ:れんこんナムル

2023.9.21

目次

韓国の「パンチャン」とは?

韓国でいう「パンチャン」とはおかずのこと。
キムチは基本的にあります。
それ以外、追加の部分にお店の特徴が見えるな、と感じています。
思いつくのは、玉子焼き、スルメイカの和え物、水キムチ、
チャプチェ、もやしのナムル、
わかめを使ったものもありますよね。
何がパンチャンの正解なのか、それを求めるのは無理!と思っていて
その特徴を楽しまなければもったいないと。

一方で日本だと
おかず、というよりは一品、つまめる何か、が多くないですか?
代表的なものがナムル。
定番はもやし、大根、ニンジン、山菜など。
もっといろいろ工夫したくなります!
食材が豊富な日本ですから、簡単に韓国風を味わえるものがあるはず。

と思いながらずっと温めていたメニューがあります。
日本が考えるナムルです。
でもこれはクセになる。
たくさん食べることができる。
味変だって可能。
一石三鳥、いや、それを超える器用性もある。

創作・パンチャンレシピ:「れんこんナムル」の作り方

韓国のパンチャン、れんこんナムルの材料
素材。これだけです
 

手順です。
1:レンコンは皮をむき、好きな大きさにカットする
 *薄切りだとモリモリ食べられる
 *ブロックにすると食感を楽しめる

2:沸騰した湯に入れて茹でる。
少し早めにざるに移しボウルに入れて塩をふる
 *この「塩をふる」タイミングが重要
熱いうちに、です。熱さが冷めていく過程で素材に塩気が入ります

3:黒コショウをふる

4:皿に盛る直前にごま油と和え、ゴマをふる
 *ごま油は直前に。香りがフレッシュで食欲をそそります
たったこれだけの手順です。
でも、れんこんのナムルって遭遇したことなくって。

 
韓国のパンチャン、れんこんナムルの材料のれんこん
スライスしたタイプ。塩、見えると思います

乱切りしたタイプ。熱々をボウルに入れ塩をふります、湯気、見えるかな…

≪ナムル≫を美味しく作るコツ

ナムルを美味しく作るポイントは
素材が熱いうちに塩をふって味をなじませること。
意識すると違いが分かってくると思います。
私もいろいろ試して、そこにたどり着きました。

そしてコツは
最初の振り塩は控えめに。
思った以上に塩気って素材に入っていきますから。


そういう意味では、韓国のパンチャンって優秀だなと思います。
冷めても美味しい。
塩気のバランスが絶妙。

韓国のパンチャン、れんこんナムルの材料
完成。
 

寄ってみます。スライスタイプ。
韓国のパンチャン、れんこんナムルの材料のれんこんのスライスタイプ

寄ってみます・その2・乱切りタイプ。
韓国のパンチャン、れんこんナムルの材料のれんこんのスライスタイプ

寄ってみます・その3・韓国海苔。
韓国のパンチャン、れんこんナムルの材料の海苔

韓国海苔、思い付きで添えてみました。
パンチャンで出てくることあるな!と思い出して。
韓国海苔で包んだら美味しいパンチャン、ありますよね。
ナムルも然り。
こう考えると海苔って本当に良い働きをすると思います。

作り置きにも最適なおかず≪ナムル≫

味見しながら食べ進んでしまうのもナムルの良さ。
たくさん作っても保存しやすい。

そう、保存するには、思いっきり水気をしぼってください。
これも美味しく食べられるコツかと思います。

純粋に調味料が
塩、コショウ、ごま油、で完成してしまいますね、ナムルって。

味変でニンニクのすりおろしを加えてもよい(ここは好き嫌いありそうなので)。
好みの食材でいろいろ試してみてはいかがでしょうか。
根菜、イモなど、意外な面白さに出合えそうですね!


韓国簡単クッキング=K.K.C、その1・ナムルでした。


 

藤﨑 聡子 ワインジャーナリスト・撮影構成ディレクター 世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。わかりやすい言葉を綴ることで長年のファンが多い。
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