甘辛で食べやすい!韓国の代表的な鶏料理「チムタク」を弘大で食べよう

2023.9.28

目次

韓国料理「チムタク」とは?

韓国料理「チムタク」

鳴き声以外はすべて食べることができるといわれている鶏料理。
思いつくだけでも両手に余るほどメニューがありますよね。
仕事で韓国に行くと滞在中1回は何かしら鶏肉メニューを食べています。
簡単に楽しめるのはフライドチキン系。
ヤンニョムと素揚げ、この2つの盛り合わせで済ますことも多いですが、
少し時間ができたらこのメニューを食べに行くことがあります。

チムタク。です。
チム=蒸す、タク=鶏、の意味でもあります。
作り方はお店によってさまざま。
仕上げてくる味わいは甘辛い、シンプルに蒸してタレをつけて食べる、など
地方によって違う味わいがあるようです。
私がよく見つけるのは甘辛いもの。
鶏肉を甘辛く煮込んで野菜、タンミョン(春雨の太いバージョン風)と
あわせています。
この甘辛さが後を引き系なのです☆

加える野菜はお店によって違います。
さまざまなお店で食べ続けていくうちに、好きなお店が誕生します。
味わいはそこまで変わらないのになぁ。
それはなぜだろう……

弘大(ホンデ)で甘辛い「チムタク」を食べよう

「チムタク」の一皿

こちらのチムタクを食べて、このお店、好きになりました。
理由もわかった気がする!

タンミョンが多い!!!
この太さ、食感が心地よいバランス。さすがタンミョン!

チムタクってキッチンでシェフが作ってくれて
アツアツを提供してくれると思うのですが、
その過程でタンミョンがスープをしっかり吸っている。
そこがポイントだと思いました。
食感もあるし、スープも吸っているからずっと美味しく食べられる。
このスープの辛み、コク、甘みとのバランス、
本能的に好みかどうかが分かれると感じています。
私はチムタクを食べる時、最初に手を伸ばす食材が
スープになじんだタンミョン! であることにも気づきました。
本能的にスープを意識しているのかな…
いや、タンミョン、好きだった…うっかり忘れていただけか…

手前・センターで艶感出しているのがタンミョン!

スープになじんだタンミョンを食べて
自分の中でこのお店が好きか否か決めている気がしました。
次に手が出るのが玉ねぎ。しっとり煮込まれているのが超美味!
こちらのお店のお野菜系は、青梗菜、ニンジン、ニラ。
これらもしっかり煮込まれています。

主役である鶏肉、忘れそうになりました…
そう、これがまたふっくらしていて旨味爆発。サイズ感も良いな。
もも肉が多いかも。食べ飽きない。

もう一歩踏み込んだ一言を加えるなら、
このお料理にはワインが欲しくなる!!!
そのような美味しさである、ということをお伝えさせてください。
そして、こちらのレストランにはワインが常備されています!

実はワインも合わせやすい「チムタク」

イタリア・プーリア州の赤ワイン

サン・マルツァーノが作る
「タロ・プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア2019」
プリミティーヴォ種100%、プルーンを食べているような
果実の旨味があります。一口、口に含むとブラックベリーのような
香りもでてきて、これはチムタクのソースと絶妙なバランス!
ソースが甘辛いのでより一層楽しめる。
ナイスセレクト!と思ってしまいました。自画自賛☆

そう、こちらの店舗は赤ワインしかありません。
しかもカジュアルに楽しめるものが揃っている。

チムタクってソースの味わいが複雑と思うので、
ビールやチャミスルだと飽きちゃうんですよね。
しかもこちらのお店を見つけた理由のひとつにワインがあることでしたし。
オーナー自らワインセレクトしていると話してくれました。
自分たちが作る料理の味を一番知っているから、その方が選んでいるワイン、間違いないですね。

仕上げにご飯をまぜまぜしても良いなぁと思いました。
腹パンで無理でしたが☆
また、チーズや海鮮のトッピングもあります。
人数多い場合は鍋2つにしてアレンジ系を楽しむのもアリですね。

お店情報

店名 옹다래찜닭 (オンダレチムタク)
住所 서울특별시 마포구 서교동 354-8
ソウル特別市麻浦区西橋洞354-8
地下鉄2号線・弘大入口駅 9番出口 徒歩5分
TEL 02-3142-8763
定休日 不定休
営業時間 11:00-23:30
メニュー チムタク27,000W(Sサイズ=2人前程度)、モッツァレラチーズ追加6,000W、タンミョン追加2,000W、ワイン30,000W~

*許可を得て撮影掲載しています
*店舗情報に関してSMTOWN OFFICIAL JAPANにお問い合わせいただいても対応できかねます。直接店舗へお問い合わせください。

藤﨑 聡子 ワインジャーナリスト・撮影構成ディレクター 世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。わかりやすい言葉を綴ることで長年のファンが多い。
PROFILE

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