ソウルのデパ地下は個性あふれるメニューの宝庫。特に寿司はテイクアウトしてワインとじっくり味わえる！

ロッテ百貨店本店の回転寿司は寿司ネタが大きくご飯が小さめで食べやすい

日頃当たり前のように食べている食材。
それが他の国ではどのような味わいに変化しているのか
とても気になります。
日本、韓国、同じ食材でもとらえ方が違うんだな、と思ったり
大きさが違う、扱い方がそれぞれ、などなど
国の歴史としても面白いことがたくさんあると感じています。
それを落ち着いて見て回ることができるのがデパ地下。
日本のようにいろいろなテナントが入って
ジャンルの異なるデリがある、というわけではなく
やはりデパート直営のデリ、が主流。
テナント系はスイーツやパンが多い。
トレンドやキャッチになるものはポップアップ対応。
売り場の分け方とか売られているものの違いなど
個性が出ていますね。

その中で日本のデパ地下ではあまり見かけないのが回転寿司。
ソウルでは健在のコーナーです。
ソウルに来てまで回転寿司？！と思われるかもしれませんが、
創作メニューがめちゃくちゃあって見ているだけで面白い。
一方で素材そのものを食べることができる「普通」の握りもあり、
何が寿司ネタで人気なのかがわかるな、と。
などなど考えながら今回選んだお寿司がこちら☆

めちゃくちゃシンプルな選択です。
タイ、ヒラメ、イカ、そしてとびっこ。

寿司とのペアリングには安定の美味しさがあるフランス・シャルドネにフォーカス

デパ地下には必ずワインショップがあるので
そちらもリサーチ。
飲んでみたい白ワインがありました。
フランス・ラングドック地方で生産されている。
ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト・オーシエール・シャルドネ2022。

この白ワインはすっきりとした味わいが光っています。
柑橘系の香りがあって果実のバランスもよく
フレッシュな印象です。
少し冷やした方が圧倒的に美味しいので
私は氷を入れるスタイルで味わいます。

このワインを飲もうと先に決めたので寿司ネタはシンプルになったと思います。
韓国で海鮮系のポチャ（居酒屋）に行くと
メニューに絶対あるのがタイとヒラメ。
肉厚で味わいがしっかりしていてたくさんいただくことができます☆
酢にコチュジャンを合わせたソースでどうぞ、と薦められますが、
塩とレモンで良いなぁ、と毎回感じてしまう…
素材が美味しいのでそのままシンプルにいただきたいと思ってしまうのです。
ですので寿司ネタでタイ、ヒラメを頼めば
醤油とワサビ、という日本スタイルでいただくことができる。
そしてこちらの回転寿司、ご飯の量が少なくてすごくうれしい。
魚をしっかり食べることができる！

寿司ネタのなかでもとびっこは私にとって別格。
あってもなくても良い（笑）と言われるのですが、
トッピングの食材にするなら超一級品になるよな、と思っています。
インパクトと食感です！
それをしっかり味わいたくて見つけたら必ず頼む。
ソウルの回転寿司は
バランス度外視して大盛の軍艦巻きになります。

思わずイカにもとびっこをトッピング。

ついてくる醤油は日本の味に近いので、ごく普通。
この普通さがワインと合わせやすくなると思うのです。

今回選んだシャルドネは
しっかりした口当たりですが、甘さやべたつきがなくて
非常に味わいやすい。
お刺身、特に白身系のものには素晴らしいペアリングになります。
刺身は肉厚で噛み応えもあるので、旨味をしっかり味わえる。
そのタイミングでシャルドネを口にふくむと
刺身、ワイン、お互いの美味しいところが一緒になって
もっと美味しくなる。

このペアリング、お寿司屋さんではできないな、と。
デパ地下ならではの楽しみ方になりますね。

関連するおすすめ記事

ソウルで何を食べたらよいか悩んだらデパ地下のおかず屋さんへ直行！