仁寺洞(インサドン)の手作り餃子は並んででも食べるべし

2024.9.9

目次

餃子は世界中で楽しめる最高のメニュー

韓国滞在中、必ず食べるべきものがあります。
このメニューは韓国のみならず
どこの国に行っても必ず食べて国の個性を勉強するものでです

밀양손만두(ミルヤンソンマンドゥ)の餃子
言わずもがな。餃子@東京

餃子。韓国語ではマンドゥ。
これは一生追いかけていきたいメニュー。
例えばフランスに行くと「ラヴィオリ・ジャポネ」「ラヴィオリ・シノワ」と
中身の具材を分けて売られているショップもあります。
ラヴィオリ=イタリア料理、パスタ生地の間に具材を入れて包んだもの、ですよね。
あぁ、なるほど。粉モノをこねて薄く延ばしてパスタにできるレベルにまでしたら、適当な大きさにカットして使うのか!
餃子の皮と同じ感覚です☆
そして、
ジャポネって何ですか?と質問したら
ジャポネ(日本風)は野菜たっぷり、シノワ(中国風)は肉たっぷりよ、
と教えてくださいました。
これが正しいか確証は得られませんが、
なるほど、そういう見方もあるのか!と発見した次第です。

ミラノに行けばレベルの高いチャイナタウンがあって
どのレストランも必ず餃子があります。

日本も然り。餃子好き、と公言する方、多いですよね。
では韓国。
もう当たり前すぎて(笑)、カルグクス(麺料理)のお店には
必ずメニューにある!
ニワトリの「たまごが先か、ニワトリが先か」問題と同様
「マンドゥ(餃子)が先か、麺が先か」とお店に入るたびに悩む…
このお店は
「マンドゥが得意?ってことは具材に注目かしら?」とか
「カルグクスが得意?ってことはマンドゥの皮も絶対美味しい気がする」とか
私にとって、この1食は非常に頭を使って食べるメニュー、なのです。
お店選び、簡単には出来ません☆

帰国前!最後のランチにもおススメ!仁寺洞の餃子

今回の注目店舗は仁寺洞にあります。
明洞、景福宮、と観光客の多いエリアにあり、
土曜日だったのでランチタイムを少しずらしました。
13時到着。でも満席。
韓国語しか聞こえてこない…ハードル上がっています。

こちらのお店は
・シンプルなカルグクス(牛骨スープベースのもの)
・少し辛いスープのカルグクス
・マンドゥ
これらが基本、組み合わせていきます。値段もシンプル。
ただそれぞれを単品でオーダーするにはボリュームがありすぎるので
「カルグクスのなかに餃子を3個入れる」というメニューを選択。
これなら1人ご飯でも充分味わえると思います。

밀양손만두(ミルヤンソンマンドゥ)仁寺洞のパンチャン(おかず)と味変用の塩と胡椒
パンチャン(おかず)と味変用の塩、胡椒をセット

ご家族、お友達と食事をされている方ばかり。
1人アウェイ感は否めませんが、でもここのマンドゥは食べてみたかった。
他のテーブルを見ていても「あ、ここは皮も美味しいマンドゥに違いない」と
伝わってきます。

着丼!
キッチンを見ていると注文が入ってから茹でています。

밀양손만두(ミルヤンソンマンドゥ)の辛いスープ
少し辛いスープバージョン

多くのカルグクス店はシンプルなスープが基本で
辛くしたい場合はキムチやコチュジャンなどを入れていく場合が多いですが、
こちらは最初から辛いスープバージョンがあります。
一口飲んでみて、これは辛くない。
まろやか、複雑、奥深い。
これなら味変させなくても充分楽しめる。
そして海苔の香りが最高!!!

밀양손만두(ミルヤンソンマンドゥ)のマンドゥ
マンドゥ、実に大きい☆

器からマンドゥを救出してみます。
大きすぎてスッカラ(スプーン)に乗りにくい…
バランスとる必要があるレベル。
落とすことなく取り皿へ。
直径10センチ弱。ビックサイズです☆これが3つ。

ではマンドゥの具材は、というと
キムチ味!

밀양손만두(ミルヤンソンマンドゥ)のマンドゥ
大きさ、伝わりますでしょうか
밀양손만두(ミルヤンソンマンドゥ)のマンドゥ
辛さは抑えられています

そしてシンプルなマンドゥ。

밀양손만두(ミルヤンソンマンドゥ)のマンドゥと胡椒
これは胡椒があるとさらに美味しくなる!
밀양손만두(ミルヤンソンマンドゥ)のマンドゥ
よくこねられています

マンドゥは2種類の味わい☆パラダイスです!
麺はもっちり。平打ち系です。

밀양손만두(ミルヤンソンマンドゥ)のマンドゥ平打ち麺
粉の美味しさがわかる

個人的な感想ですが、
韓国のスープ系麺類は若干太いほうがスープになじむ。
丸く太いもの良いけれど、このくらいに平打ちの方が
麺の粉の美味しさもしっかり味わえる。
と思うとこの麺は素晴らしい。
スープと一緒に楽しめる美味しさ。

マンドゥとカルグクス。
100軒あったら100通りの味わいがあることもわかりました。
これだから追求し続けたくなるのです☆
味わい深いお店なので、帰国前の最後の食事を考えたとき
ここは候補になります!

お店情報

밀양손만두(ミルヤンソンマンドゥ)の外観
店名 밀양손만두(ミルヤンソンマンドゥ)
住所 서울특별시 종로구 계동길 41
ソウル特別市鐘路区渓洞路41
地下鉄3号線安国駅・3番出口・徒歩4分
TEL 02-744-3272
営業時間 11:00-15:00、17:00-21:00 不定休
メニュー カルグクス11,000W~、マンドゥ5個8,000W~

*許可を得て撮影掲載しています
*店舗情報に関してSMTOWN OFFICIAL JAPANにお問い合わせいただいても対応できかねます。直接店舗へお問い合わせください。

藤﨑 聡子 ワインジャーナリスト・撮影構成ディレクター 世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。わかりやすい言葉を綴ることで長年のファンが多い。
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