
韓国料理店ならメニューにあるビビンパ。
ビビン=混ぜる
パ=ご飯
の韓国語の意味通り、
ご飯の上にたくさんの野菜がのっている
健康的なメニューです。
ソウルの市場へ行くと
食べたい野菜を指差しして
それをご飯の上にのせてくれるビビンパ店も存在します。
SatoKOREAN Recipe 第4回目は
好きな食材で簡単に完成することができる
「オリジナルビビンパ」を紹介いたします。


藤﨑 聡子
ワインジャーナリスト・撮影構成ディレクター
世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。
わかりやすい言葉を綴ることで長年のファンが多い。
@PIVImでは企画コンセプトのディレクションを手掛ける。
この1年、茶わん蒸しの製作は200回を超えるほどマイブーム。

調味料の和え方で美味しさが
決まるビビンパ
ビビンパは自分の好きな食材を選んでご飯と混ぜるだけのお手軽メニューです。
またビビンパにはこの食材がなければダメ!というルールもありません。
好きなものを好きなだけ混ぜる、それがオリジナルビビンパとなります。
今回ご紹介する食材は色合いを考えました。
韓国の宮廷料理に例えられる
赤・緑・黄・白・黒
をイメージしています。
これが正解、という訳ではなく、簡単に購入できる食材であれば何を使用しても良いと思います。
好きなものを好きなだけ思う存分しっかり混ぜ合わせて召し上がってみてください。
ポイントは食材ではなく調味料を合わせていく順番です。
最初に使用するごま油の半分をご飯に合わせること。
これが美味しさを引き出すポイントになります。
材料はこちら、目安として2人前です。





〜 材料 〜
ご飯 | 2膳 |
---|---|
小松菜 | 好きなだけ |
もやし | 好きなだけ |
しめじ | 好きなだけ |
ラディッシュ | 好きなだけ |
ごま油 | 20ml |
塩 | 5g |
胡椒 | 5g |
コチュジャン | 10g |

ご紹介するビビンパは野菜オンリーですが、
ゆでたエビ、焼いた鶏ささみ肉、なども合わせやすい食材です。
お好みでどうぞ。



好きな野菜を選んでカット。
あとはしっかり混ぜることが美味しさの秘訣
手順です。
ご飯に調味料をまぶす順番はこの通りにすると焦げ目がつきやすく香ばしい仕上がりになります。


ごま油、塩、胡椒の順でご飯にまぶす、ごま油は半分使用する

ご飯にごま油をまぶしておくことでフライパンで焼き上げる時にくっつきません。お米をごま油でコーティングする(包む)イメージです。塩分を控えたい場合はここで塩を使用しなくても大丈夫です


【1】をフライパンなどに入れ火をかけ焦げ目をつける

器に移し替える手間も大変なので小さなフライパンがあればそれをそのまま使うでもかまいません。この時の火加減は中火から弱火で。ゆっくり火入れしてください


野菜をカット、茹でるものは茹でる

野菜は一緒に茹でてしまってもかまいません。その場合火の通り方を意識して順番に沸騰した湯に入れてください。この場合はしめじ→小松菜→もやし、の順がおススメです


【2】のご飯に残りのごま油を合わせる

このタイミングでごま油を合わせると香りが引き立ってきます。またご飯にも焦げ目がつきやすくなるのでより石焼のイメージに近づきます


【4】のご飯に【3】の野菜をのせる

野菜は食べやすいように盛り付けてください。一緒に混ぜ合わせてのせる、でもかまいません。赤い色系の野菜は散らすと見栄えが良くなります


コチュジャンを加える

混ぜ合わせ方をよりやりやすくするためには真ん中にのせること。真ん中から混ぜ合わせることで全体的に混ざりやすくなります


【6】が全体に混ざるよう混ぜ合わせて完成

混ぜ合わせながら味見をしてみてください。このタイミングで塩気が足りなければ加えて良いと思います。とにかくしっかり混ぜることで全体的に味わいが均一になります



全体的に塩気を追加したい場合は5cc程度の醤油を加えてみてください。味に旨みが加わるのでさらに美味しくいただけます
この流れが基本形です。
ポイントとしては
*ごま油を2回に分けて使用すること
*ビビン、の名の通りコチュジャンを加えたらしっかり混ぜること
いろいろな食材を合わせてオリジナルビビンパを
作ってみてください。