東大門(トンデムン)タッカンマリ横丁を攻めるなら開店10時30分を狙うのがベスト
目次
韓国料理「タッカンマリ」とは?
タッカンマリ。
韓国へ訪れたなら食べてみたいと思う韓国料理の一つ、と言われています。
タッ=鶏
ハンマリ=1羽
合わせてタッカンマリ。鶏一羽をまるごと煮込んでいただく鍋料理。
鶏出汁の旨味が基本、辛くなく、優しい味わい。
お店によってトッピングも変わります。
ジャガイモ、長ネギは野菜部門のリーダー、
そこにトッポギ(お餅)、エリンギ、マンドゥ(餃子)を
足していくお店もあります☆
またニンニクを最初から入れている、別添え、と分かれていたり、
自分にとって好きなお店はどこになるのか追求したくなってしまう…
それもタッカンマリの魅力ですね。
タッカンマリ横丁が初めてならばこのお店
12年前の初ソウル、まず目指したお店がこちらでした。
多くの友人からのレコメンドがあったもので、
ならば教えの通りに訪問すべきだな、と。
鐘路、は住所のエリア表記、観光客としては
東大門の近く、と伝えたほうが分かりやすいかも。
陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ。
こんなにシンプルで滋味深い味があるのか!と
驚いたことを思い出します。
そしてこの時、滞在3日間で、一日に4軒、
タッカンマリをハシゴ、
自分は大丈夫か!?と思うほど食べ続けました。
その時の研究メモもあります。
なぜこの鶏はこんなにさっぱりしているのか。
調合するからし、酢、醤油、特製薬味、それぞれの個性。
塩、コショウのバランス。
ニンニクあるなし。
餃子は追加で用意されているか・・・
タッカンマリそのもののお鍋を見ていると
すごくシンプルで、どのお店も同じようにみえます。
でもそれぞれ、何か違うのです(調査メモ)
ではこちらのお店、何がそこまで人気なのか。
知りたいオーラ全開、貪欲に食べ続け、そして言われた言葉
「タッカンマリの鶏は生後40日前後のもの、
そうしなければ鍋に1羽入らない」
さりげなく教えてくださった方がいました。
!!!!これが決め手だと思いました。鶏そのものだ!
このくらいの日数だと鶏肉にエサの香りがつかない。
身に火入れしても柔らかいのは若いから、というのも一理あるのだよ、と。
そのような話を思い出しながら、12年後の今、鍋を眺めます。
最初。
うん、大きくない。鍋にハマっている。最初だからスープはまだ透明。
さぁ、煮込みましょう。追加でトッポッギもオーダー。
ククス(麺)はマストだけれど、今ではない。あとで頼む。
こちらはシンプルに最初からジャガイモ、ネギが投入されています。
あとは煮込むだけ。
その間にタレを作る。
私のスタイルはぜいたくなのですが、
小さい受け皿2枚=鍋から具材を取り出す用、塩コショウ用
大きめの受け皿2枚=全調味料を合わせたもの用、
スープをそのまま飲む用
の4皿で攻めます。
実食。
うん、煮込まれても肉が固くならない。
普段ムネ肉はあまり選ばないのですが、
この鍋はムネ肉のほうがシンプルに美味しくいただける。
塩コショウとのからみ方も最高。
12年前の記憶通りだ。
あとはひたすら食べ続ける。
トッポッギ、素晴らしい。存在感が増します☆
スタッフの方が「少しだけニンニク入れてみて!」とアドバイスをしてくださったので、その通りに。かなり味変!深い味わいへとなります☆
そして鍋の終盤、やはりククス(麺)を投入することに。
「5 minutes wait」
と言われ最後の追い込みをかけます。
いいな、ククス(麺)。
鍋の〆にはククスって誰が考えたのだろう…幸せすぎる。
とけて形がなくなったジャガイモがほのかな甘みも出している。
こう書いている間でもヨダレが出ています…
追加情報として
*攻めるなら10時20分から並ぶ=10時30分開店ダッシュを目指す
*遅くとも11時までには入店
*1卓平均50分から1時間はかかる
*日本人率88%
限られた滞在ですもの、効率よく美味しい時間、過ごしたいですよね!
朝昼兼用、としてぜひとも召し上がってみてください。
お店情報
店舗 | : | 陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ |
---|---|---|
住所 | : | 서울특별시 종로구 종로40가길 18 ソウル特別市 鐘路区 鐘路40ギル 18 地下鉄4号線東大門駅・9番出口・徒歩5分 地下鉄1号線鐘路5街駅・5番出口・徒歩5分 |
TEL | : | 02-2275-9666 |
営業 | : | 10:30~完売次第閉店、不定休 |
メニュー | : | タッカンマリ(1羽)28,000W、トッポッギ2,000W、ククス2,000W、ビール5,000W |
*許可を得て撮影掲載しています
*店舗情報に関してSMTOWN OFFICIAL JAPANにお問い合わせいただいても対応できかねます。直接店舗へお問い合わせください。
藤﨑 聡子
ワインジャーナリスト・撮影構成ディレクター
世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。わかりやすい言葉を綴ることで長年のファンが多い。