魚のうまみを生かした鍋料理「メウンタン」の美味しい食べ方をご紹介!

2024.1.18

目次

韓国の鍋料理「メウンタン」とは

初めて食べたのは12年前。
メウンタン。
メウン=辛い、タン=鍋。
主に魚の旨味を出汁に味を作っていきます。
加える野菜はお店によって変わります。
春菊、きのこ、セリ、など鍋に入れたくなるものが多いかも。
またトッピングで薄くスライスした牛肉、というバリエーションもあります。
お刺身を専門に提供してくださるお店でもシメの鍋として登場する場合もあり、
実はすごくポピュラーな鍋かも!と感じています。

12年前、定宿にしていたホテルのコンシェルジュに
「アナタの好きな味の鍋って何がありますか?」と尋ねたら
「私はメウンタンが好き。多分日本人の味覚にも合うと思う」と
レコメンドをいただきました。
それは知らない単語だ!と調べたところ、
「あ、これはイケるかも!でもなかなかお店が見つからない…」
と思ったことを思い出します。
そのホテルから徒歩5分のところに1軒だけあったので、
勇気を出して挑戦しました。
ドはまりしました。それから渡韓の旅にひたすら探す日々。
ある時は「本当にこの先にあるのだろうか…」と不安になる住宅街のお店、
ある時は「へぇ、フグのぶつ切り入りメウンタンか」、
またある時は「お、これは!キノコのメウンタン!」、
貪欲な探求心でじみ―にヒットしている、私にとって逸品鍋でもあります☆

再訪問した「メウンタン」のお店:チェガネポソッメウンタンカルグクス 狎鴎亭本店

初訪問は10年前。プラプラ歩いていて偶然見つけたお店。
そして2024年、変わらず営業!
すごくうれしい。こんな繁華街=狎鴎亭ロデオ=のど真ん中で
常に満席、食べたければひたすら並ぶ。
チェガネポソッメウンタンカルグクス 狎鴎亭本店。

全貌をどうぞ。


ポソ=きのこ=が中心のメウンタン。
トッピングに牛肉の薄切りをオーダーできます。
このお店の特徴は、この牛肉が生であること。冷凍ではないのです。
注文が入ってからスライスしてくださいます。
機械がカットするとはいえ、生牛肉をこの薄さのするのは大変だろうなぁ…と
これを見るたびに感動しています。


あとは煮込むだけ。
つけだれは自分で辛さを調節します。
辛さって刺激だから最初は控えめが良いかもしれません。
このスープ、じんわり後から来る系なので☆

これはシメのポックンパ用。チャーハンを作ってくれるので、その具材。


麺はクロレラを練りこんでいます。


ぐつぐつ始まりました。
スープからいってみてください。
最初はあっさりな旨みがやってきます。
優しい味わいなのできのこそっちのけ、
ついつい飲みだしてしまうことでしょう。


あとはひたすら食べる。
スープを飲む。
「スープ、ジュセヨ」と手を挙げてお願いする。
ヤカンを持ってきてくれる。鍋に追いスープ、火が入るまでしばし休憩。
気分を変えて、牛肉投入!


牛肉、少ないかな、と思うのですが、
きのこのボリュームがしっかりあるので2人なら1皿でよいかな。
麺もあるし、仕上げにはポックンパ(チャーハン)が待っているから。

ポックンパは具材を食べ終わって、スープだけになってから。
自分では作りません。
スタッフの方がボウルにスープを移し、鍋を別の場所へ移動、
そこでポックンパを作ってきてくださいます。


じゃーん、これです。
ボウルに移したスープとともにいただきます。


悩みごと…しいて言うなら
いつ行けば並ばずにすんなり入れるのか。はっきりとわからないのが
つらいところ。
私は過去、一度も並んだことがないのですが…
 *開店ダッシュ
 *18時前後

このどちらかかなぁ…。少しのズレで一気に並ぶから…
一方で地元の方が並んでいるお店って、安心する気がします。

久しぶりのポソメウンタン。
安定の美味しさでした。
まだまだ食べていないものがあると思う韓国料理、たくさんあります☆

お店情報

   
店舗 チェガネポソッメウンタンカルグクス 狎鴎亭本店
住所 서울특별시 강남구 도산대로51길 36 , 2F
ソウル特別市 江南区 島山大路51キル 36 , 2F
水仁盆唐線狎鴎亭ロデオ駅・5番出口・徒歩6分
TEL 02-547-7676
営業 11:00~22:00、不定休、ブレイクタイムあり
メニュー メウンタン36,000W(2人前・牛肉200g)、牛肉追加可能、3人前、4人前あり、ビール、ワインあり

*許可を得て撮影掲載しています
*店舗情報に関してSMTOWN OFFICIAL JAPANにお問い合わせいただいても対応できかねます。直接店舗へお問い合わせください。

藤﨑 聡子 ワインジャーナリスト・撮影構成ディレクター 世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。わかりやすい言葉を綴ることで長年のファンが多い。
PROFILE

RANKING人気の記事