韓国の麺料理「カルグクス」とは?ソウル・聖水(ソンス)でアサリカルグクスを食べるならここ!
目次
とにかく体が温まる!韓国料理「カルグクス」とは?
韓国には本当に多くの麺料理が存在します。
初めての方も、行き慣れた方も滞在中一度は食べたくなりませんか。
韓国の麺料理店って注文したらすぐ出てくるし(まるで待っていたかのような早さ)、
ずっと熱いまま食べることができる。しかもなぜかのびない…
韓国七不思議の一つと思ってしまうレベル。
そして安定の火傷・・・口の中の上(伝わりますか…)の部分。だって冷めないんですもの。
痛い。我慢する。食べる。
たとえ熱々でも闘う、そんな意気込み。それが韓国における麺料理の存在。
というわけで考え抜いた麺料理がこちら。
カルグクスです。
カル=包丁、グクス=麺。
グクス、ククス、同じです。発音の微妙な違いだけなので。
包丁でカットするイメージ(よく見かける刀削麺とはまた違う)、
お店によって麺の太さも異なります。
好みはいろいろあると思いますが、ずっと食べ続けてきている身としては
微妙な違いを追求したくなるのです。
麺の太さ、長さ、スープとの絡み方、噛み応え、飽きのこない塩気。
こちらの麺、すごさが自分なりに理解できました。
生地のなめらかさ、そして弾力が素晴らしい。
この太さで時間が経っても柔らかくふやけることなく、しっかりしている。
熱々のスープにはいっているのに、です。
スープはキムチなど加えなくても充分。最後まで1滴も残さず飲み干せるバランス。
実に奥深いです。
ソウル城東区(ソンドング)で見つけた「カルグクス」その味は?
おすすめメニュー1:チキンカルグクス
聞いたところ、
毎日販売する量しか麺は仕込まない。生地は低温熟成させて寝かせる。
基本のスープは鶏出汁。骨ごとじっくり煮込んで旨味を抽出。
グクスにのせる鶏肉は蒸して手で割いたもの。
おおお!なるほど。
この鶏肉の食感は非常に明確で、麺との絡みがクセになる。
素材のもつ塩気がほどよくて麺をアシストする感じ。
おすすめメニュー2:アサリカルグクス
アサリのカルグクス。
アサリはその日仕入れたものだけを使用。新鮮さが特徴。
鶏出汁との絡みも上品。
しかもアサリが多くて殻から外すのも一大行事並み!
しかも殻が開いてから時間が経っていないので身がプリプリ。
これは美味しい。このシンプルさがたまらない。
麺類のあまりの美味しさにかなりテンションがあがり、
グクス屋さんならメニューになっていることの多い蒸し餃子も注文☆
韓国の餃子には一方ならぬ熱い想いがあるので、うれしくて涙が出そうです
おすすめメニュー3:コギマンドゥ(肉餃子)
そうです、これです。大きさ云々ではなく、
しっかり具材をこねている混ざり方。手作りの賜物。
日本の餃子とは違う存在感、そして旨味の凝縮した印象。
本当に幸せになります。
しかし。
隣のテーブルを見ていたら中身の違うもの同士が1つにセイロに
まとまって入っている(皮が薄いので色の違いがみえる)…
えぇぇぇ、な、な、なんと1つのセイロは5個が基本、でもその5個の内訳ができる模様。
例えばキムチマンドゥ2個、コギマンドゥ3個、のように。
なんか話しているな、と思ったけどそういうことだったのか。
あぁぁ、マネすればよかった。遠慮せず聞けばよかった。
キムチマンドゥも食べたかった…韓国語、再々勉強せねば。
しっかりランチをしたのに、何かもう少し食べたくなりました。
韓国に来ると常に食べている…ディナーまでの時間配分考えて、
やはりランチにもう一軒行ってもよいかも。1軒目は早い時間に入れば余裕も生まれる。
どこ行っても並ぶし(すぐには入れないし)欲張ってたくさん食べてもよいですよね。
お店情報
こちらのお店、オープンして14年、ご家族で経営されているそうです。家族の慣れ親しんだ味わいが、ご近所はじめ、広く知られるようになったのは
やはり味の決め方なのかな、と感じました。もう一口欲しくなるんですよね。何もかも。
11時開店、15分で満席。我々が訪問した時も満席で10分ほど待ちました。
が、回転が早いのであまり気にしなくても済みそうです。
店名 | : | 미락바지락칼국수(ミラクバジラクカルグクス) |
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住所 | : | 서울특별시 성동구 상원10길 8 ソウル特別市城東区上院10-8 |
TEL | : | 02-497-7749 |
営業時間 | : | 11:00-16:00、17:00-21:30 |
定休日 | : | 土曜日、他 |
メニュー | : | アサリカルグクス9000w、チキンカルグクス9000w、キムチマンドゥ(キムチ餃子)5個7000w、コギマンドゥ(牛肉餃子)5個7000w*キムチ2、牛肉3の5個にすることも可能 |
【情報】*許可を得て撮影掲載しています
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藤﨑 聡子
ワインジャーナリスト・撮影構成ディレクター
世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。わかりやすい言葉を綴ることで長年のファンが多い。