ソウルで注目すべき市場は望遠市場（マンウォンシジャン）

どの国に行ってもローカルな市場には惹かれるものがあります。
その土地に根付いたもの、食材、日用品などなど
へぇ、こんなものがあるのか！　とか
これ、どうやって使うんだろう…　とか
日本では遭遇しないものが多いなぁと感じています。
そして食も然り。
1年前に今、ソウルで面白い市場ってどこかしら？と
聞いた時に「注目すべきは望遠市場（マンウォンシジャン）だよ」
をアドバイスをいただいたことがあります。
その時すぐに駆け付けてみたのですが、
あまりの人の多さに撤退…
改めて聞くと「メディアで取り上げられて、お店の作りとかもきれいになって
観光客も行きやすくなった、特に欧米系のSNSでよく見かける。韓国在住からしたら復活した感じだね」とのこと。
時期を見て再訪を決意した次第です。
その時の話に「大行列のカルグクス屋があるから、並んでみて」。
望遠市場を探検、というよりかはカルグクス！という言葉に惹かれて
ずっと行きたかった…
そして実現。朝活の時間を活用し、突撃した次第です。

大行列のカルグクス店でスジェビを味わう

このお店の攻略ポイント。それはただひとつ。
開店の10時から11時までの間に訪問する！
これに尽きます。
11時がギリかなぁ…11時30分だと20人くらい並んでいる。
メニューは限られているので
回転は速いですが（季節のメニューもあります）。

システムです。
席に着く前に注文を伝えてお金を払います（現金のみ）。
あとは待つだけ。まぁ、5分もかからないです。

登場。今回は初！ですが、スジェビを頼んでみました。
スジェビ、とはすいとんに近いもの。
手打ちのカルグクス店ではしっこが残りますよね、
それを手でちぎって食べやすいサイズにし、茹でる。
スープはカルグクスと同じ。
ならば食べてみよう、となったわけです。

スープになじむ味わい。
粉の旨さ。
こね方の絶妙なバランス。
もっちもち。
韓国海苔の香ばしい香り！
このお店が近所にあったら毎日通いたい。

味変その１。
胡椒バージョン。

何度もお伝えしていますが、韓国のなんてことないと思われている胡椒、
レベルが相当高いです。香り豊か、辛さしっかり。
毎回聞こうと思って忘れてしまう…「この胡椒はどこで売っていますか？」（笑）

味変その２。
唐辛子バージョン。

穏やかな辛さ。胡椒のインパクトがしっかりしていたから、
なんだか優しくて驚きました。

味変その3。
コチュジャンバージョン。

これは大ヒット、コチュジャンってお店によって全く味が違います。
こちらの味わいは複雑。辛さもありますが、優しい味わい。
これはクセになる。

いろいろ試しているうちに食べ終わってしまったことは
言うまでもありません。
いやぁ、スジェビ、見直した。
スジェビの専門店があるのもわかる。
スジェビ、何が好きかって
厚みのあるところと薄いところ（ヒラヒラしている）、この両方が
味わえるから。食感の面白さ、ですね。
カルグクス（麺）とはまた違う旨味があります。

最後に。
スジェビを作っているところ。

みていたら
きれいに伸ばしたものを手でちぎっている。
はしっこを集めてではない。
スジェビ愛を感じた次第です☆