韓国のコンビニエンスストアに行ったら何を買う?おすすめのワインとおつまみを紹介

2024.1.25

目次

韓国のコンビニエンスストアで販売されているワインがおすすめな理由

日本におけるワインブームは1980年以降から
いくつか波があると思います。
ここ数年はスパークリング。特にシャンパンの消費量は
世界5位以内に入るほどのボリュームです。
これは食文化やライフスタイルにも大きく影響している気がします。

一方、韓国。
日本とは関税の違いが大きいかな、と感じています。
そして日本に輸入されていないアイテムや同じ生産者でも
韓国市場を意識したブドウ品種を選んでいたり、と発見が多いのも事実。
非常に面白いです。

そしてコロナあけの渡韓で気づいたこと。
コンビニエンスストアで販売されているワインのクオリティが10年前と格段に違う。
かなりレベルアップしている印象なのです。
品種のセレクトもセンス良くって、あぁ、そうだよね、そこの品種攻めたくなるよね、コンビニスナックとも合わせやすいしね、と
納得したくなるアイテムが増えている気がしています。
そして価格帯も優しい。15,000W前後が主流です。
見たことあるラベル、それ知らないけれどブドウ品種で納得、など
選ぶ幅も広がっています。

韓国のコンビニエンスストアでワインを購入!

ソウル市内歩き回って、!!、そうだ、コンビニワインとデパ地下グルメ、
面白いかも!、と思ってしまいました。
となれば即行動。何を食べようかな…

結論。
好きなものばかりになりました…

盛大です☆

百貨店購入のマンドゥ:4コ10,000W
百貨店購入の真鯛のお刺身:18,000W
コンビニエンスストア購入ワイン:16,000W(2023年12月現在)
コンビニエンスストアのスナック菓子:1500w前後のもの

などなど仕入れてみました。
韓国チームに「マンドゥ(餃子)好きなのです」というと
だいたい笑われます(笑)。
でもじゃぁ、何か食材買いに行こうよ、というと、最初に連れていかれるのがマンドゥ店。なぁんだ、みんな好きなんじゃん、と逆に笑っている自分がいます。

で、戦利品。
注目はワインです。現代ソウル正面玄関を出て左へ。信号があるので渡るとコンビニエンスストアがあります。そちらでゲット。

韓国コンビニエンスストアで2本購入

白ワインは
STERLING Vinyard Vintner’s Collection Chardonnay
シャルドネ100%。

赤ワインは
CA’ MOMI CALIFORNIA NATURE SOUND
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、ジンファンデルのブレンドタイプ

この2本です。ともにカルフォルニアワイン。

白ワインはシャルドネ100%か、味わい的にはブドウの甘さが表現されている気がする。酸味は穏やかに違いない。少し冷やしておけば万能な合わせ方ができそう!

赤ワインはブレンドタイプだから複雑味を楽しめそう。直観的に購入した食材を見ても何かしらと合わせられる。そんな気がする。

しかもともに20000Wアンダー。
ジャケ買い(ラベルの印象で購入)としては想像より安い。
この雰囲気だと日本円なら3000円前後になりそうだし。

楽しみだ。

集合写真では忘れてしまいましたが、真鯛のお刺身も購入しています。
韓国、鯛のお刺身食べる機会多いですし、大好きだから買ってみた次第です。

マンドゥ(餃子)と赤ワインを合わせて


マンドゥの味がバリエーションあって楽しい。
野菜、海老、キムチとそろえてみました

キムチというけれどそこまで主張していない。
ひき肉と本当に混ざり合っていてこれは赤ワイン=メルロ=が良い働きをして
穏やかにまとめてくれている。
シャルドネもあり。氷入れて飲むとさらに味が引き締まる。

思うに、マンドゥ、皮が美味しいのかも。
購入したもの、すべて皮の形、厚さが違う。
具材とバランス良くくっついている&なじんでいる。
 
もっちりした皮で包んだ焼き小籠包スタイルも!


たかがマンドゥ、されどマンドゥ。

マンドゥ、いつもならシャンパンやスパークリングで味わうことが多いのですが、セレクトした赤ワインが優秀でした。
カリフォルニアの個性と思うブドウのパワフルさ。
そして酸味の穏やかさ、ブドウが持つ本来の甘み。
これらがバランスよくブレンドされている。


カジュアル系の赤ワインを選ぶヒントは
 ・単一品種=100%=は避けたほうがよい

私はこれにつきます。単一品種はブドウの個性が楽しめるけれど、酸味のバランスやブドウの熟成具合がこなれていないと飲むのがきつくなる。

その点、ブドウを数種類ブレンドしたものはブドウそのものの良い点を引き立て、欠けている点を補い合える。
そう感じるのです。

この赤ワインはブレンド力をすごく意識した仕上がりにしているな、と感じました。

刺身と白ワインを合わせて

購入したカリフォルニアの白ワイン。
STERLING Vinyard Vintner’s Collection Chardonnay
シャルドネ100%。

ラベルにはヴィンテージ(年号)が記載されていませんが、
カリフォルニアエリアの畑を選んで良質なブドウを集めている、とのこと。
ブドウはシャルドネ、白ワインです。


ファーストアタック(口に含んだ瞬間)がきれい。雑味がない。
これ、有能なワインかも。韓国料理、といいますか
デパ地下グルメとのペアリングは味わい方に広がりが持てそうです。


どうしても韓国でやってみたかった
真鯛のお刺身と白ワイン。
実現です。

思うに、真鯛が美味しい。カットのされ方、身の厚さ、上品にまとまっている。
塩を購入しているので、塩で食べてみます。

アリですね。
個人的にはガッツポーズ。シャルドネの味わいにボリュームがあるけど、
アルコール感がそこまでないのでまとまりやすい。
もう一口欲しくなる。


調子に乗って、どうしても食べたかったイカのチャンジャとも合わせてみます。

これは工夫が必要です。
チャンジャは美味しい。
ワインも美味しい。
でもそのままでは何か物足りない…

韓国のコンビニエンスストアで販売されているワインをもっとおいしく飲む方法

私がワインの味わい方で試していることをまとめてみます。
・ワインの温度。下げる。氷を入れてもよい。冷えていた方がひきしまる
・ワインを飲んでからチャンジャを食べる。この順番が大事。ワインの余韻にチャンジャの複雑味がのっかってくるから。
・チャンジャを食べてからワインを飲む。この順番だとチャンジャの複雑味が強いのでそのままではワインが負ける。ワインの温度を下げるならまだ良し。

これで美味しく食べるコツが着地できました。

スナック菓子は是が非でも、でもないので箸休め程度に☆

いやぁ、コンビニエンスストアで販売されているワインで
このレベルがあると部屋飲みしやすくなりますね。
これは定点観測してよい韓国ネタ、と思いました。

ワインが残ったらどうしますか、とのお問合せも多いので
私がよくやる手法を。

オレンジジュースを購入します。氷を購入します。
白ワイン、赤ワイン、ともにこの「オレンジジュース」「氷」を加えて
なんちゃってカクテルにします。
これはグビグビイケるはず。
自分で作るカクテルって特に美味しさを感じますから。
ぜひお試しください。

*百貨店購入のマンドゥ:4コ10,000W(2023年12月現在)
*百貨店購入の真鯛のお刺身:18,000W(2023年12月現在)
*コンビニエンスストア購入ワイン:16,000W(2023年12月現在)

*金額等に関してSMTOWN OFFICIAL JAPANにお問い合わせいただいても対応できかねます。直接店舗へお問い合わせください。

藤﨑 聡子 ワインジャーナリスト・撮影構成ディレクター 世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。わかりやすい言葉を綴ることで長年のファンが多い。
PROFILE

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