ソウル・東大門で味わえる味噌味のカルグクス

2024.4.4

目次

カルグクスはスープの種類も豊富、中でも味噌味は貴重

韓国で麺の美味しさを追求するのであれば、
カルグクスを食べることが良いと思います。
カル=包丁、ククス=麺
包丁でカットしている麺。
食感はもっちり、手打ちの個性が
リアルに伝わってくる麺だと思います。
出汁もさまざま。アサリ、海鮮、鶏、牛骨、など
カルグクス、とひとつにまとめきれない…
広く知られているのはアサリ、鶏かなと思います。
しかし、こちらのお店は
「味噌」味のカルグクスを提供しています。
これには驚きました。
ソウルではなかなかお目にかかれないですから。
江原道(カンウォンド)地方へ行けば普通にあるようです。
 

ジャンカルグクス・ポッサムの味噌味のカルグクス
味噌味のカルグクスですが薄味です

運ばれてきた時から絶対的な美味しさを漂わせている香り。
熱々は基本、少しずつ召し上がることをお勧めします。

味噌味のカルグクスにはスジェビ(すいとん)も入っている

ジャンカルグクス。
ジャン=味噌、を意味します。
薄味に仕上げていたので、まずはスープから進みます。
味噌の豆の旨味がしっかり感じられます。
何か足したいとは思わない。
このまま味わいたい。シンプルさがよいですね。
しかも韓国海苔がスープの熱さで香りがアップしている。
これが一層味わいを深くしている気がします。
 

カルグクスのスープで使用している味噌の豆も麺となじんでいます

スープの熱さと麺の火入れ。
これって、もはや職人の感覚で左右されるのではないか、と感じています。
麺を打っていて今日の麺は少し早めに茹で上げてスープの熱さで
持っちりした食感を整える、みたいな。
いろいろカルグクスを食べていてそう思うようになりました。
職人の技の極み、というか、こだわり、というか。
手打ちならではの味わい方、だと思います。
 
ジャンカルグクス・ポッサムの味噌味のカルグクスの麺
このカルグクスの太さ、スープとよくからんでいます。完璧

食べ進めていくと違う物体(笑)が現れました。
なんと!スジェビ(すいとん)です。
 
ジャンカルグクス・ポッサムの味噌味のカルグクスに入っているスジェビ(すいとん)
もっちり感、伝わりますでしょうか☆

いいなぁ、この混ざり方。
形が違うだけで同じ素材だから、美味しいに決まっている。
ふっくらした食感もたまらない。
もっと探したい。


気づいたら食べ終わってしまいました・・・我ながらすごい集中力。
このお店はリピート確定です。
定番のアサリのカルグクス、そしてマンドゥック(餃子スープ)もあります。
粉モノ大好きな方にはパラダイスです。

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お店情報

ジャンカルグクス・ポッサムの店内

ジャンカルグクス・ポッサムの外観
店名 장칼국수보쌈(ジャンカルグクス・ポッサム)
住所 서울특별시 중구 동호로34길 9
ソウル特別市 中区 東湖路34キル 9
地下鉄2・4・5号線東大門歴史文化公園駅・7番出口・徒歩3分
電話番号 02-2276-1751
営業時間 11:00-15:00、17:00-21:00 土日祝休
メニュー ジャンカルグクス9,000W、アサリカルグクス9,000W、アサリスジェビ9,500W、マンドゥック(餃子とトック=餅=スープ)9,000W

*許可を得て撮影掲載しています
*店舗情報に関してSMTOWN OFFICIAL JAPANにお問い合わせいただいても対応できかねます。直接店舗へお問い合わせください。

藤﨑 聡子 ワインジャーナリスト・撮影構成ディレクター 世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。わかりやすい言葉を綴ることで長年のファンが多い。
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