明洞のデパ地下はパンチャン=おかず=の基本が勢ぞろい!

2024.5.6

目次

明洞といえば地下鉄直結のデパートが便利

明洞エリアには2つの大きなデパートがあります。
地下鉄2号線乙支路入口駅に直結しているロッテ百貨店 本店は
そのうちのひとつ。
まずはここに行って食材を見たりお土産を考えたりする方
多いと思います。
百貨店ですから、おおよそのものは揃っていますし、
お値段の相場感も見ることができる。
百貨店ならではの良さもありますしね。

地下鉄入口から化粧品売り場を抜け最初に目に入ってくるのが
キムチや明太子など日持ちする生鮮食品コーナー。
そこを過ぎると野菜&果物エリアが見えますので右へ曲がってください。
いちご、レモン、梨、オレンジなどがきれいに並んでいます。
これらの総合レジを抜けるとPOP-UPのエリア。
毎回テーマがあるな、と感じます。
ふらふらのぞきながらフードコートにたどり着く手前に
パンチャン=おかず=テイクアウトブースがあります。
実はここが盲点。
フードコートに目を奪われがちで通り過ぎてしまうのですが、
よくよく見ると名品揃いなのです。
そこで見つけたパンチャン、食べたいものばかりだったので
早速部屋飲みを決断します。

何にヒットしたか、というと
このご飯!
 

色々混ぜた海苔ご飯
 

チュモッパ!
韓国海苔、ご飯、いろいろな具材を混ぜ合わせ
丸く握ったおにぎり。
お店で食べることはあるけれど、テイクアウトできるものって
なかなか巡り合えなくて・・・
この一品に刺さった次第です☆

ロッテ百貨店 本店で選んだデパ地下グルメは食べたくなるものばかり

戦利品はこちら。
キャー!と思わずとびついたパンチャン3種盛り合わせ。
 

茎わかめ、山菜、もやしのナムル

この茎わかめが程よい酸味で
箸が進みます。食感もしっかりあってずっとつまんでいられる。

山菜はゴマとニンニクで和えていて塩気が穏やか。
あっさり。
もやしも然り。いわゆるナムルのごま油感が抑えられていて
非常に食べやすい。

艶感に思わずうっとりしてしまう
チャプチェ。
 
野菜の食感もしっかり残っているチャプチェ

チャプチェって本当に作り手100人いたら100通りの作り方があると
思っています。
こちらのチャプチェは味がしっかり入っているのですが、
濃くない。バランスが良いですね。

そして
安定のマンドゥ(餃子)は通り向かいの専門店で購入。
 
5品10,000Wのマンドゥ詰め合わせ

ロッテ百貨店 本店のマンドゥは皮のバリエーションがあります。
一般的なものや小籠包スタイル、海老餃子のように
素材を丸ごと包むものなど、1個ずつオーダーできるので楽しめます。

おまけはこちら。
こぼれまくっているトビッコ。最高です

これはお寿司屋さんでテイクアウトしたい、と伝えたら
好きなものを取ってくれればよい、と言われました。
ですので遠慮なく(笑)、大好物のトビッコ軍艦巻き。

これらとともに味わいたいワインを考えます。

 

ニュージーランドの白ワインとペアリング

韓国料理の味付けとワインのコンビネーションは
・スッキリと洗い流すイメージ
・香りで楽しんでからワインを口に含む
・食材に寄り添うやさしさ

この3つがポイントのような気がします。
シンプルな味わいだろうな、と
想像できるお料理を今回は選んでいるので
ワインに華やかさ、チャーミングな香りを求めたくて
こちらを選んでみました。

 
ジャケ買いした白ワイン
 

ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン。
Tapi Sauvignon Blanc Marlborough 2022 です。
ラベルの華やかさだけで選んでいます。

実際テイスティングしてみると
ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン特有の
華やかな香り、シトラスのさわやかさ、
キリっとした酸味だけれどやさしい甘味もある
バランスのとれた白ワインでした☆
個人的にヒットしたと思います!

なによりチュモッパ(おにぎり)と白ワイン、
なかなか斬新なペアリングですが
おにぎりにごま油や塩気がおだやかに入っているので
合わせやすい。
そうか!こうすればご飯とワインは合わせやすくなるのか!
と発見した次第です。
チャプチェの醤油感、茎わかめの磯っぽさ、
これもソーヴィニヨン・ブランと合わせやすい。
これは勉強になる組み合わせ。

韓国料理とワイン、
デパ地下で探れるなんて意外な発見でした。

 
ペアリングしたパンチャンと白ワイン

お店情報

店名 ロッテ百貨店 本店
住所 서울특별시 중구 남대문로 81
ソウル特別市 中区 南大門路 81
地下鉄2号線乙支路入口駅・7・8出口・直結
TEL 02-1577-0001
営業時間 10:30~20:00(月-木)、10:30~20:30(金-日・祝) 不定休

*許可を得て撮影掲載しています
*店舗情報に関してSMTOWN OFFICIAL JAPANにお問い合わせいただいても対応できかねます。直接店舗へお問い合わせください。

藤﨑 聡子 ワインジャーナリスト・撮影構成ディレクター 世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。わかりやすい言葉を綴ることで長年のファンが多い。
PROFILE

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